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2015.04.19

いちえとわたし。- 第1回:丸山泰右さん(後編)

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後編 「心のストレッチをする場所」

 

「リピートできた、わけ。」

 

伊藤: そんなこんな5年。企画だから聞いちゃうけど(笑)。どのあたりに感じるところあって長いお付き合いを頂いているんだろう。

 

丸山: 僕、初対面大事にするところあって。それは美容師さんに限らず、人間関係全般において。

 

 

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伊藤: うんうん。

 

丸山: で、正直こじ開けてこようとする人苦手なんですよね。「しゃーん!」てシャッター降りちゃう。

 

伊藤: あ〜〜〜分かる〜〜〜(笑)。

 

 

丸山: その点、伊藤さんは、徐々に開けてきてくれたっていうか。ちょっとずつちょっとずつ深い話をしていけるように、お互いにいい牽制を積み重ねてきた感じがするんですよね。

特にここ2、3年、自分の仕事に関する環境が変わってきてから、本当すごい密なコミュニケーションができるようになっているなっていう実感あります。

 

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伊藤: コミュニケーションの違いってことなのかな。

 

丸山: 大きいですね。あとやっぱり僕わがままだから(笑)。あるじゃないですか、いまだに。作ってもらった上でも「こうして欲しい。」的な。

 

伊藤: あるある。(しかも結構多いよね

 

丸山: で、正直(美容師の)アーティストとしての立場を尊重したいし、やっぱ「言われたくない、、、ですよね??」って思う。「でもそこ折れて」とも思う。

 

伊藤: まさに、、、わがまま(笑)。

 

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丸山: でも伊藤さんはそこでやっぱり折れてくれるんですよね。しかもちゃんと自分のエッセンスを乗っけて。それは、ほんと有り難いなって。

 

伊藤: 照れる(笑)。

 

丸山: 実際、正直なところ、、、ありません?「うぇーーそこは切らない方がいいのになーー」みたいなこととか。

 

 

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伊藤: うん、それはね、やっぱあるけど。でも自分はアーティストじゃないし。ご要望をベースにして再現してみせるというか、、おとしこんでみせて、なんぼかなって。自己満足にはなりたくないんだよね。

 

丸山: なるほど。。

 

伊藤: そりゃ作ってる時こそ、自分の手の中に、、、っていうか自分のさじ加減で、いかようにもなるわけだけどさ。どんなデザインだったとしても、カットクロスを外して手鏡見せたその時から、明日からは、もうそのお客様のものなわけじゃない。

 

丸山: 踏み越えることは、、、しないんですね。

 

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伊藤: うん、踏み越える人にはなれない。なりたいのかもしれないけど、まだ美容師として、その域には届いていない気もする。

 

「サロンを出たあと。心持ち。」

 

伊藤: サロンを出たあとって、どんな気持ちになるもの?

 

丸山: 伊藤さんって、年齢的にも精神的にも僕にとっては、ちょっとお兄ちゃんなんですよね。で、自分も2年前からミュージカルへの出演をするようになったっていう環境の変化があって。そういうお仕事の話を交換し合っていると、メンター的な側面もあったりして。

 

伊藤: 畏れ多い(笑)。

 

 

丸山: ここでの時間を終えてお店出る時には「次会う時までには自分に何が起きているんだろう。」みたいなこと考えたりしてますね。

 

伊藤: ほえええ〜〜そんなこと考えるんだ。ちょっとビックリ。

 

丸山: だから心のストレッチをしてるような感じですよね。癒しとかリラックスとかそういう表現もあるのかもしれないけど、やっぱりリフレッシュになっているんだと思います。眠そうな顔してばっかりかもしれないですけど(笑)。

 

伊藤: 朝一に来てくれること多いもんね。

 

伊藤: んじゃ最後。これから。考えていることとかあるの?将来設計的な。

 

丸山: うーん、絶賛模索中(笑)。たくさんある選択肢全てに全力投球っていうのが今の正直なところですかね。

 

伊藤: 階段まっしぐらにのぼっていくってことでもない?

 

 

丸山: うん、、そんなに単純じゃないですね。やっぱり色々見えてきちゃう未来もあるし。「あ、こっちじゃないんじゃないかな」みたいな感覚に襲われることは少なくないです。

 

伊藤: 自分がこのサロンをオープンするのを決めたのと同じくらいの年齢なんだもんね。。確かにいろいろ迷うこともあるよね。

 

 

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丸山: なんかほらまたメンターみたくなってきてる(笑)。

 

 

 

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伊藤: ほんとだ(笑)。まぁお互いいい刺激を与え合いながら時間を重ねていけるといいんだろうね、きっとね。

 

丸山: ですね。

 

伊藤: いやーなんかずいぶん褒めてもらったような気がするし(笑)、またね。カッコいいの作れるように頑張ります。

 

丸山: よろしくお願いします。

 

伊藤: 今日はありがとうございました。また今度髪やりながら色々喋くりましょ。

 

丸山: ですね、こちらこそありがとうございました。

 

(おしまい)

 

 

30分超に及んだ対談。テキストに起こして、どのくらい温度が伝わるものか自信がありませんが、お互いにとってとても有意義な機会になりました。

 

 

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頂いたお褒めの言葉を自分でテキストに起こしていく作業に気恥ずかしさもありましたが、等身大のi.chi.e にかけて下さった言葉として、なるべく忠実に再現、公開致しました(ご本人の校閲も経ての公開です、一応。)。

 

同じ場所にずっといる分、見えにくくなってしまう立ち位置も、こういうお客様の言葉ひとつひとつで思い起こさせていただいたり。あらためて自分がどういう位置からお客様をサポートして差し上げられるのかを確認できたり。

 

最後になりましたが、今回このような実験的極まりない企画に、快くご賛同ご協力下さった丸山様の略歴を付記させていただきます。ご本人のこれまで、そして今後の活躍を、i.chi.e のブログをご覧下さっている皆様方にも知っていただく機会になれば幸いです。

 

 

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丸山泰右(まるやま・たいすけ)

 

役者・ダンサー・タップ講師
劇団俳優座研究所卒業、テーマパークダンサーを経て、ミュージカル『王様と私』『ラカージュオフォール』舞台『春風外伝』『TAP DO劇場版12』にご出演。2015年夏『南太平洋』出演予定。

ブログ
http://s.ameblo.jp/taisuke1119/

 

 

 


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