ネイルブースを作ったわけ。

イチエの毎日。 2014.10.01

2014年のサロンワークも残り3ヶ月。   00(4)   今年のうちにお客様とお会いできる回数を指折る季節ですが、今月も1日1日大切に邁進していきます。 お気づきの方もあるかと思いますが、昨年スタートしたi.chi.e ネイルメニュー。皆様からのご愛顧のおかげもあり、実はこの10月で1年を迎えることとなりました。   blog_photo14100101   本当に有難うございます☆

普段はネイリストERIKO♡のブログにお任せっきりで、私の方からネイルのあれこれについて触れることは少ないのですが、今日はそこらへんのお話を少々。  

「わたし」を表現する、ネイル。

一説によれば、そもそもの発祥は古代エジプトの時代からなどなど、、、諸説あるようなのですが。

時は1950年代アメリカ。日本よりも一足先に、女性の社会進出がスタートし始めた当時のお話。女性がお仕事を通じて得た収入で、ネックレスなどの装飾品を纏うようになった時代。貧富の差の大きい地域では、その装飾品を目当てに女性が大変危険な目(強奪等)に遭うことが多かったんだそうです。
その女性たちにとって唯一、奪われることのない装飾はなにか。   blog_photo100102   追い求めたどり着いた場所こそが「ネイル」であったんだというお話をうかがったことがあります。  

美容師は思う。「ここがヘンだよ。」

残念ながら日本ではまだまだ女性のネイルファッションというものに偏見が多いように思います。

「その前髪がお料理の際に落ちてしまったらどうするの?。」という指摘をする方は少ないように思うのですが、「そのジェルネイルがお料理の際にとれてしまったらどうするの?」という方は、依然として少なくありません(やや極端ですが。 職場の制約を受けてお楽しみいただけない。そんなお話を聞くことも多くあります。   13 Works by ERIKO (hair design space i.chi.e Nailist).


文化の違いといわれてしまえばそれまでかもしれませんが、私は、女性の先端を預かるネイルという技術は、もしかしたらヘアに優るほど、女性の気持ちを上向かせてくれるものだと思っています。
加えて、それを追求するネイリストという職業には、憧れ?嫉妬?←にも近いような、尊敬の気持ちを持っています。(なのに、なんでそんなお値段ばっか貼り付けて勝負するんだろうって  

「楽にする。」よりも、「より高まるステージへお連れする。」ことこそ、仕事。

勤務時代に、やはりネイルブースが併設されているヘアサロンで勤めていた経緯もありましたが。
「気づいたら昨日よりちょっと上向いて歩いてた」そんな気持ちになれる場所を目指してスタートしているi.chi.e にとって、ヘアの次に、ご提案すべきと考えたのは、ネイル。 そのご提案までお届けできる環境を作ることは、とても大きな目標でした。   01(6)   今、i.chi.e でネイリストを努めてくれている鈴木もまた、私のそのあたりのあーだこーだ掲げる理想を理解してくれて(、、、いる。きっと。←)、妥協のないクオリティの高い提案を続けてくれています。これもまた、本当に有り難い。

まだまだ駆け出しではありますけど。
ヘアからのアプローチだけでは引き出しきれない女性像をご提案していける、サロン。 目指します。
もしよかったら今後とも引き続きご愛顧賜われますよう。


i.chi.e ネイルブログ>> http://ameblo.jp/ichiexnail/

hair design space i.chi.e (ヘアデザインスペースイチエ)
オーナースタイリスト/伊藤 護