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2014.09.06

「理屈じゃねぇんだよ。」

今日の市内は新浦安祭りに公立中学校の体育祭と、にぎやかな土曜日でしたね。

i.chi.e も9月最初の週末たくさんのご予約を頂戴しております。有難うございます。

 

いよいよ。

 

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すっかりおなじみ、アシスタント3年目の甲地。

最近はモデルさんのご協力を仰ぎながらカット練習にいそしむ毎日です。



お客様には分かりにくいところかもしれませんが、美容師がハサミを握れるまでの道のりというのはそうそうたやすいものではなく。

 

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カットウィッグと呼ばれるマネキン?お人形?を何台も何台も切り倒しながら感覚を覚え、ベーシックとよばれるカットの基礎を習得(いわゆる自動車仮免許取得までのカリキュラムのような)。嘘のような本当の話ですが、最初は左右の長さを揃えることさえなかなかままならないものなのです。


それらを修めた後で、いよいよ実際に人間の髪に触れていきます(いわゆる路上教習ってやつですね)。


皆様も経験的にご存知の通り、人の頭骨形、毛質、毛流もろもろはそれぞれにユニーク。「同じ」素材ということはまず考えられません。そこに自分の修めてきたベーシックの技術や理論を落とし込んでいく過程。

 

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正直、、、「やるしかねぇんだよ!」経験あってこその世界なわけです。

そんなこんなのプロセスを経ながら、晴れてスタイリストデビューとなっていくわけです。

 

かくいう私も。

最初は、「切れない人」でした。

 

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以前に「伊藤の履歴書」なるブログでしたためたこともありましたが、デビューしたからといって全てのスタイルが可愛く上手に作れるわけでもなく、素材に苦悶したり、「思っていたより、、、」な仕上がりになってしまったり。



そもそも私たちの仕事は「これでいい」ではなく、「これがいい」を探すお仕事。

 

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「追求していく」というスタンスはデビューしてからも尚果てしなーく、続いていくものなのです。




伝えていることがあります。

 

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「ハサミと一緒に『気持ち』を持った技術者になって欲しい」


私もまた、先輩方から繰り返し繰り返しご指導いただいてきたことです。

 

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言ってもハサミですから、そう、誰の手にかかっても「はさめば切れる」のです。自分で前髪を整える方もあるでしょう、お子様の髪を切ってあげるのにハサミを握ったことのある方もあるでしょう。

それでもなお、お客様から私たちにご用命を頂くってこと。

そこに、どんな気持ちが寄せられているのか。


「次回も可愛いスタイル作ります!ぜひまた作らせて下さい!」


理屈に頼らず、恥ずかしがらず。


普遍的なものほどごくごくシンプル。


一般の方達が私たちに寄せて下さっている期待って、何も美容師免許や技術だけではないのかもしれません。

 

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額に汗しながら一生懸命。結果は、いつも決まって遅れて、ついてくる。


若者の後ろ姿を見ながら、私もまた改めて初心に立ちかえる思いです。



hair design space i.chi.e (ヘアデザインスペースイチエ)
オーナースタイリスト/伊藤 護


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