イチエの毎日。
2014.12.29
2014年のサロンワークも今日が千秋楽でした。
したためるブログもこれが今年最後の記事になると思います。
互いに寄せ合う「お世話になりました」の声さえ、気ぜわしさにかまけて、沁みにくくなっている気がしてしまう今日この頃ですが、こういう場での発信にも関心を寄せて下さっている皆様に「1年間ご愛読ありがとうございました」の気持ちを込めて。
11月に迎えた自分の誕生日の時にも同じようなことを書いたのですが、2014年は自分にとって30代の折り返しにあたる年、i.chi.e にとって5周年にあたる年、ということで。何かにつけて「節目」をつけておきたい気持ちになる1年だったように思います。
例えば昨年末から春先までしたためたブログ、「伊藤の履歴書」。
WEBに関するディレクション、アドバイスを下さっている方からのご提案で取り組んでみたことでしたが、自分がこれまでひとりの美容師として歩いてきた軌跡を思い返すとてもいい機会になりました。
サロンワーク外の活動として取り組んでいるヘアスタイルの撮影についても、やはり昨年来、通年での機会を頂いてきたヘアカタログへの掲載や、ほぼ初めてと言っていいサロン外ハウススタジオでの撮影も敢行できたというのは、継続して取り組んで来たことへの、ひとつの節目になったように思います。
今年逝去された俳優の高倉健さんが、あるテレビ番組の中で仰っていました。
「俳優っていうお仕事は、生き方だからね。テクニックじゃないんだ、生き方がそのままスクリーンに出てしまうんだよね。」
キャリアを重ねて、「知らないこと」、「出来ないこと」の方が少なくなっていくにつれて、やはりサロンワークにもまた「生き方がにじみ出てくる」キャリアがあるんだなと感じられるようになりました。
どんなに背伸びしたところで積み重ねてきたキャリアの分、人生生きてきた分のことしか出来ないですし。
力んだところで「あ、やっぱり自分ってまだこの辺りなんだ」なんて。がっかりしちゃうことも少なくありませんが。
サロンオーナーとしての歩みも、一美容師としての歩みも、本当は、どこかで区切りが付けられるようなものではなくて、継続していくことにこそ価値があるんだと思っています。
ただそれでも、その上で、続けていく「心の持ちよう」。
1年、1月、1日。
テーマをおいたチャレンジをすること、その上で時々足元を確認する姿勢というのは、これからも持っておきたいものです。
大切にしたかったこと。
目と目を合わせてお声がけ、お話を出来る機会を持つ私たちにとってインターネットで気持ちを表現するっていうのは正直「やらなくてもいいんじゃない?」なこと、なのかもしれません。
それでも今年1年、自分なりにその理由を探しながら「本当のキレイって、〇〇ってこと。」を伝えられるようなブログが書けていたらうれしいです。
信じ合うこと、許し合うこと、問いかけていくこと、継続していくこと。
足跡よりも、ひとつひとつのスタンスに気持ちを込めながら、2015年も日々を重ねて行きます。
末筆ながら、今年1年ご愛顧下さった顧客様に深く深く御礼申し上げます。
ほんっっっっっっとーーにありがとうございました!!!!!!!!!
一緒に、いい年迎えましょ。
See you soon☆
hair design space i.chi.e(ヘアデザインスペースイチエ)
オーナースタイリスト/伊藤 護