i.chi.e the HISTORY.
2014.04.23
当時所属していたサロンに、独立開業、退職の意向を伝えた2008年10月から始まったi.chi.e のヒストリー。
まず最初にお話を聞いてもらいたかったのは、美容室開業を専門にコンサルタント/支援業務をされているbh.inc 飯島代表でした。最強のセコンド。
お付き合いが始まった2006年より折にふれ、近況をきいていただく機会を持って下さり、「いよいよなんですね!」真っ先にエールを送って下さいました。物件選定から始まり、独立開業にあたり気を配らなくてはならないこと、ひいては運営して行く上での心構え。
オープンまでの半年間、公休日はほぼ表参道のオフィスまで出向き、たくさんのご指導をいただいていました。
(*開業までの軌跡はこちらにより詳しく。もしよろしかったら。)
難航した物件選定。
引き続き通って下さる意思をお伝え下さっていたお客様の利便性、前サロンへの配慮、そして私自身の気持ち。可能な限りの、「三方よし。」で選んだ場所が浦安でした。
しかしながら、私の考えるサロンイメージに合う場所はなかなか見つからず、(所属サロンを退職するタイミングを考えると)いよいよ浦安という場所を諦めなくてはならない状況まで追い込まれた2009年初春。
おそらくこれが最初で最後であろうという縁が、今の場所との間で生まれました。 難航した契約交渉も、学生時代の友人の手助けもあり、なんとか成立。
いよいよオープンを待つばかりとなっていくのでした。
ヘアサロン、の前に、お店やさん。
ヘアサロンは、髪を切るところ。 デザインや技術こそ、お客様に評価頂く要素であることは議論の余地なしです。がしかし!
開業までのプロセスにのぼせていた勢いも手伝って、私は、「自分がオーナーを勤める自分のサロン。自分がやってみたいと思っていたことは何でもやってみよう!」そんな気持ちで開業初年度を突っ走っていくのでありました。 ハロウィン、、、飾り付けるだけではつまんないだろう。
クリスマス、、、プレゼントとはいかずとも、カードくらいお送りして、ほっこりしてもらおうではないか。
年末年始、、、といえばワクワク宝くじみたいなことしたいだろう。
バレンタイン、、、私も欲しいけど←、もらえた方はきっと男女不問うれしいのではないか。
そうこうしているうちに、あっという間に1年が過ぎていくのでした。
i.chi.e 1st anniversary -ichiVeRSARY
ここまでくると少し恥ずかしい感もありますが。勢いそのままに突っ込んだ、1周年。「ガチャガチャやってもらうって、どう?」 当時(、、、今もあまり変わらないかもしれません)、本気か冗談か分からないような話を、形にしていくプロセスこそ最高のクリエイションと信じてやまないスタンスで、とりあえずやり遂げていった時期でした。 オリジナル缶バッジと携帯ストラップ、、、なかなか思い出深いです。
そして、i.chi.e 1歳のお誕生日会。
20名弱でしょうか、SNSでのお声がけを通じて集まって下さった皆様とワイワイドンチャンチャン。ここまでくるともはや、何をか言わんや(笑)。
でも、お越し下さっていたお客様のヘアスタイル見ながら、「ここにいる皆さんのヘアスタイルが伊藤さんの手によるものなんですもんね。」 その、お客様からいただいた一言がとても印象的でした。 「うん、これでいいのだ。」
独立開業という、恐らく最初で最後のライフイベントに時々覆い込むような不安はもちろんたくさんありましたが、そういうもの一切を「これ、やりたい!」が全部勝っていったような開業初年度なのでした。
それではまた明日。ごきげんよう。
hair design space i.chi.e(ヘアデザインスペースイチエ)
オーナースタイリスト/伊藤 護