いちえとわたし。- 第2回:大貫隼人さん(後編)

【対談ブログ】イチエとわたし。 2015.05.10

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ともだちのお家に遊びにきてるような感覚

 

 

伊藤: サロンで過ごす時間って、隼人くんにとってはどんな時間なんだろう?

 

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大貫: 完全OFFっていう感じですね。仕事のこととかまーったく考えなくていい時間。正直、人柄重視でサロンを選んでるからってこともあるからかもしれないんですけど。ともだちのお家に遊びにきてるような感覚だったりするんですよね。

 

伊藤: ほえ〜〜〜興味深いなぁ。でも、その「ともだちのお家に」っていう感覚は割と早い段階で感じてくれていた、のかな??

 

 

大貫: うん、かなり(早い段階で)(笑)。だってずいぶん最初のうちから「ご飯行きましょうよ〜〜」なお話をさせてもらってた気がしますもん。

 

 

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伊藤: 確かに。多分自分も、隼人くんのお仕事(=デザイナー)の話も早い段階で聞いていたし、刺激を受ける部分もたくさんあったから、結構前のめりだった気がするし、ほどなく、あ、「これ友だちだ」っていう(笑)。

 

 

 

伊藤: サロンに来てくれた後、お店を出て行く時の心持ちってのは、どう?

 

大貫: やっぱリフレッシュですよね。なんかおお〜〜〜きな伸びをした後みたいな。どうしても仕事中は気持ちも張ってるわけだし。。

 

伊藤: 隼人くん、、、って、ほんとに仕事中張ってるの??あんま変わらなさそうだけど(笑)。

 

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大貫: ちょ、、(笑)!!一応カメラ回ってるし。そういうこと言わないで下さいよ!!!

 

 

大貫: あと、僕の中では休日の午前中に行きたいっていうのがあって。朝がいいんですよね。

 

伊藤: あぁ〜〜〜確かに。多いよね、、、っていうか、毎回午前中だよね。

 

大貫: うん、なんとなく安堵感というか。休みの日の午前中に来てひとっぷろ浴びたような感覚でその後の休日を過ごすって言うのが何ともいえずいいんですよね。

 

伊藤: うんうん。確かに朝いらっしゃるお客様って朝の時間帯でリピートして下さってるケースって多いんだよね。実際、イチエを立ち上げる時、「どんなサロンにしたい?」ってところでも、そこって、考えたところで。

 

大貫: うんうん。

 

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伊藤: イチエに来て「ふぅうう今日も1日頑張ったな〜」でお帰りいただいて、ゆっくりお休みいただく空気感のサロンなのか、それとも「よぉおおし!ヘアスタイルも決まったし、こっから!!」な気分になっていただくサロンなのか。僕がイメージしたのは、後者だったんですよね。だからやっぱりオープンは9時からがよかった。

 

大貫: 朝早いですもんね。でもきっとそこは、フィットしたんでしょうね。11時から始まるサロンだったら来てないかもしれない。

「んだよーーいつ開いてんだよー」とかディスってたかもしれない(笑)。

 

伊藤: (笑)。

 

 

変わっていくっていうんなら大幅に変わって欲しい

 

 

伊藤: 最後になるんだけど、これからの話。隼人くんにとってって視点でいいんだけど、サロンってどういう場所であって欲しい、というか、期待してくれていることがあれば。

 

 

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大貫: うーーーーん、、、難しいこと聞ききますね。。。(苦笑)

 

正直、現状満足しているし、変わらずにあって欲しいっていうのもあるけど。。。もし、変わっていくっていうんなら大幅に変わって欲しいかも。

 

それがイチエのサロン内装フルモデルチェンジなのか、スタッフ体制に関するところなのか、接遇サービスの視点からなのか。。。変えるべきところがもしあるんであれば、今やっていることの延長線上、、、というよりは思い切って変えていって欲しいかもしれないです。

 

目指すところが遠くても動きがはっきりしている方が、見てる(通っている)方は応援しやすいなっていうのは、あります。

 

伊藤: とっても参考になる意見をおっしゃるじゃないですか(笑)。

 

大貫: 仕事柄プチ改装みたいな依頼とかも結構あるんですけど、正直言ってしまうと、、、「うーん、、、これ、必要な改装ですか??」って思ってしまうものがないわけでもなくて。ひどい時は、サロンが実際に動いている営業中にシャンプーブースがどうのこうのとかやってたり。「お客様が望んでいるのって、、、?」っていう視点で見てしまうこともある。

 

伊藤: そうなんだね、、、。やっぱサロンを見る時に箱的側面からの視点ってのが多いのかな。

 

大貫: ですね。まぁどうしてもそれが専門なところもあるし。うおおっ?!何やらかす気だ??!っていう期待感が持てるサロンのほうが正直応援したいって気持ちにはなりますよね。

 

 

伊藤: うちのネイルブースもね、やりたいようにやってもらったもんね。

 

大貫: やりましたね〜〜〜(笑)懐かしい。相当早かったですよね。話の進み方。

 

伊藤: うん、多分隼人くんに話投げて完成まで、、、1ヶ月だね(笑)。早かった。

 

大貫: 確か、ちょうどその当時、並行してやってた別案件の職人さんを連れてきて、一緒にやってもらったっていう(笑)。

 

伊藤: ね。もうそのネイルブースもローンチから早1年半、、もうすぐ2年になるんだもんね。。。あぁああ時が過ぎるの早いぃいい。

 

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大貫: ぜひまたお仕事下さい(笑)。

 

伊藤: お、、おう。まぁまぁ今後とも仲良くして下さい、、、ってなんだ取引先とのミーティングっぽい締めくくり。今後ともよろしくお願いします。

 

大貫: こちらこそです。どうも、ありがとうございました。

 

(おしまい)

 

前回の対談に引き続き、30分超に及ぶ対談。とても有意義な機会になりました。

 

現在進行案件との兼ね合いもあり、ご本人が手がけられてこられた案件にかかる詳細を御紹介することが叶わないのが残念ではありますが、皆様よくご存知の、有名百貨店(ワンフロア)のデザインを手がけられたり、近年とても大きな成果を上げていらっしゃるデザイナーです。

 

対談中にも出てきましたが、イチエのネイルブース設計も、そんな彼の手によるもの。

当時、彼の自宅で深夜までデザインに関して熱くやり取りをかわしたことをとても印象深く覚えています。

 

 

(そのエピソードもまたどこかでご紹介したい。)

 

 

扱う対象こそ違いますが、「つくる」仕事に共通点を持つ者同士。

お互いに刺激を与え合える関係でありたいものです。

 

最後になりましたが、今回このような実験的極まりない企画に、快くご賛同ご協力下さった隼人くん、どうもありがとう。また美味しいものでも食べにいきましょう。