「個人の資格。」

イチエの毎日。 2014.10.12

ここ2、3日とおだやかな秋晴れが続いていましたが、明日にはまた大きな台風が来るようですね。。。   blog_photo14101201   i.chi.e 今の段階では明日月曜日も通常通りの営業を予定しておりますが、天候の如何によって適宜対応を検討したいと思っております(もちろん頂いているご予約については全て対応させて頂きます)。 ご来店予定して下さっている皆様におかれましては、くれぐれも、くれぐれも。お足元気をつけてお運び下さいませ。  

美容師にとって大事なものは、、、?

  blog_photo14101202   先週1週間、日本人の受賞者もあって話題になったノーベル賞。 先日帰宅後には、やはり日本人の受賞が期待されていた文学賞発表のニュースに触れました。
ファンの方には申し訳ないのですが、、、私、実は受賞が期待されていた村上春樹氏の著書には全く触れたことがなく。。。
そんな私が、氏の言葉に受けた感銘をつらつらと書くのもいかがなものかと思ったのですが。 報道の中で紹介されていた、氏の言葉。 「個人の資格」という言葉に強く感銘を受けたので、ご紹介がてら、感じたところを綴ってみようと思います。   blog_photo14101203   「作家にとって何よりも大事なのは『個人の資格』なのだということです。賞はあくまで、その資格を側面から支える役を果たすべきであって、作家が行ってきた作業の成果でもなければ、報酬でもありません。ましてや結論なんかじゃない」(MONKEY SPRING 2014 村上春樹「文学賞について」)

「あぁ、、、立ち位置が既に違う。。。」が第一印象。 文学に限らず、私たち専門的な技術職に従事する者にも通じるような。 今一度「見直してみては?」そんな風に言われているような思いがする言葉でした。
私たち美容師は、国家資格をいただいている職業ですが、それとどういう風に向き合って、磨いていくのかは、手にしたその人自身に委ねられていて。   IMG_6760   私の価値観は、『「伊藤に預けたい」。お客様がいてくれてこそ、初めて美容師。』ざっくり言ってしまうと、そんなところがあるのですが。
氏に言わせれば、きっとそういうのも全然違う。 「個人の資格」の価値を、人の評価に委ねてどうすると一喝されてしまいそうです。
「個人の資格」として、まずは自分の職業にとことん純粋に向き合う。 あれ?それ余計なことしてない?もったいないことしてない?? まず姿勢正すところから、いろいろと見えてくることがあるんだろうなーという思いがしました。
仕事を磨く。「個人の資格」といえるくらいまで、とことん純粋に向き合って、磨く。   blog_photo14101205   実るほど頭をたれるなんとやら。 日々コツコツ取り組んでいきたいものです。
ではでは。


hair design space i.chi.e (ヘアデザインスペースイチエ)
オーナースタイリスト/伊藤 護