イチエの毎日。
2018.08.05
長く現役の美容師としてのキャリアを積ませていただいていると、必然お客様とのお付き合いも長きにわたって、ということがままあります。(本当に幸せなことだと思っています。)
わたしについて言えば、2002年にスタイリストデビューして以降、そのデビュー店舗で6年半の経験を積ませていただいたのち’09年にイチエをオープンさせていますので、もっとも長い方だと16年近くご一緒させていただいているお客様がいらっしゃいます。
言うに及ばず、16年という時間はオギャーと生まれた赤ん坊が甲子園に出場しかねない、中学生だったお客様もご結婚されたり、高校生だったお客様も働き盛りビジネスマンだったり、人生二転三転、、、三転とまではいかなくても、一転二転くらいは経験する年月です。
一昨日、約2年ぶりにイチエを訪ねてくださるお客様がありました。
その方とはイチエがオープンしてからのご縁なのですが、シェフとしてのフランスへの武者修行の合間、(おそらくビザの関係?)一時帰国のタイミングのたびに「フランスではなかなか思うようにヘアメイクしてもらえないんです(^^;」ご来店くださっています。
ご時世です。Facebook なども互いにフォローしているので、わたしのブログなどもご覧くださっているそうで「いつも刺激もらっているんです。」なんて嬉しいこと言ってくださって。
今回は素敵なお土産まで。温かいお心遣いをいただきました。
かと思えば、こうして。
SNSを通して評価を伝えてくださったり。
なんとなんと、ご主人が転勤された先から、わたしの京都出張に運んでくださるお客様(イチエオープン当時しないからご来店くださっていました。)があったり。
すべては、わざわざ。
ありがたい、という言葉はなるべく、「有り難い」と書くように心がけています。
していただけているように、自分が誰かにして差し上げられていることってあるんだろうか。
思い返すほど、本当に「有り難い」なのです。
とかく、「待ち(受け)」の美容室。
お客様のエントリーから始まる日常のぶんだけ、日々日々一瞬一瞬で実感しているといえば嘘になってしまうんですが、それでも、すくなくとも自分の仕事のなかに
「わざわざそこまでしなくてもいいでしょう。」
が入り込んできそうになる時だけは自分にイエローカードを出すようにしています。
面倒臭がること、恥ずかしがること。
=美容師になりたいんだったら、排除しておかなきゃいけない習慣。
先輩からの教えで、わたしがたいせつにしていることのひとつです。
「こういう風にしてもそんなに変わらなくない?」
「それ、その年齢でやっちゃう?(恥ずかしくない??」
長く現役の美容師としてのキャリアを積ませていただいていると、必然追っかけてくる悪しき習慣もあります。(、、、まぁまぁ熾烈な追っかけっこになってくる時もあります。
だからこそ。
「鏡の前にお客様をお迎えして、よくお話を伺って、施術を施し、綺麗にして差し上げる。」
それ以上でもなくそれ以下でもない、美容師の仕事。
それ以外のこと。
美容師の仕事?
かもしれない?
「わざわざだなんて、そんなとんでもないですよ。」
わざわざをわざわざともせずに施してくださる方たちに応える、質のいい「わざわざ」をお届けできる美容師でありたいものです。
今日もお疲れ様なのでした。 ちゃん。
hair design space i.chi.e(ヘアデザインスペースイチエ)
オーナースタイリスト 伊藤 護
Website|http://ichie.net
Facebook | https://facebook.com/ichie090530
Twitter | https://twitter.com/ichie_090530
ご予約はこちらから(少しお早めのご予約をお願いしております。)
各種ご相談、お問い合わせはLINE からも承っております。
浦安駅からサロンまでのアクセスをご案内しております。(*専用駐車場2台分のご用意がございます)