イチエの毎日。
2014.01.19
昨年から数えて4回目(!)いつも協力して下さる山口様(@ema_kyk)と、この先2月までスケジュールの決まっている撮影への仕込とリハーサルをかねて。
なぜに撮るのか。
尋ねられる機会の多い質問ですが、、、。 申し訳ないほどに、答えは「作りたいから作っている、撮りたいから撮っている」ものです。 その取り組みが結果的に自分の技術を磨いてくれたり、スタイルに対しての新しい視座を与えてくれたり、そんなこんなの成長が作用してのことなのか、お客様が来て下さるようになったり。 そんな二次的な作用が働くことはしばしばありますが、それはやっぱり動機ではなく、よくよく考えてみても、多分に私が「好きだから」やっていることなんだと思います。それでは趣味なのか。
、、、関わってくれる人、見ている人が決めてくれたらいいと思っています。 自分で決めずとも。
大切にしたいと思っていることがあります。
撮影に協力をしてくれるモデルさんたちは、SNS全盛の時代背景宜しく、ご自身のお顔、ヘアスタイル、時にはお名前までインターネット上に掲載することを受け入れて下さっている方たちだということ。
ご本人もまたご自身のキャリアのため、というところもあるかもしれませんが。時にポージングやら表情やら、私が作りたいと思う作品のために、時には共に試行錯誤しながら。時間を惜しまずに協力して下さっている方たちだということ。
顧客様とはまた違う立場から、サロンの繁栄を願って下さっている方たちだということ。
大げさなくらいこだわって、ちょうどいい。
サロンワーク傍らという事情もあり、撮影はたいてい営業が終わった後の店内で行うことがほとんどです。 協力して下さったことのある方たちはご存知の通り、撮影を終えた私はお見送りを終え、そのまますぐに撮影データの整理、発信する写真の選定、レタッチに入ります。
自分が「これっっ!」と思うことはもちろん1番大切。
加えて、お客様の目に触れる場所に出した時に「あ、私も可愛くなろう。」
そう思ってもらえる作品かどうか。
そして最後に。
協力して下さったモデルさんにとっての、「自己ベスト」になっているかどうか。
伊藤に作ってもらって、撮ってもらってハッピーだったのかどうか。
正直、ここにはとても時間をかけます。
関わってくれた人たちみんなそれぞれにとって、「よかった。」ってところに落ち着いたらいいのでは、と思っています。
ヘアを作る楽しさ、それを形にして一緒に残していくことの楽しさ、そしてそれが誰かの気持ちを動かすことの楽しさ。 今年はもう少しその波紋みたいなものをみんなで広げていこうと思っています。 ではでは。
hair design space i.chi.e(ヘアデザインスペースイチエ)
オーナースタイリスト/伊藤 護
