イチエの施術レシピ
2018.12.01
毎週土曜日は代表伊藤のヘアレシピです。
今週は、流行のヘアスタイルっていうキーワードでブログをしたためてみようと思います。
◇プロ野球の順位予想と、美容師の流行予測。
とかく「当たり。外れ。」ばかりに関心が向けられがちですし、ましてファッションに関するそれについては、ヘア/メイク/アパレル/流行色etc… 多様性を持ったそれぞれが作用し合ってくるところもあり、なかなかどこに流行を見出すかというと、最近では非常に難しいところもございます。
って、のっけから全力で言い訳していますが(笑)。
大切なのは、現時点で集められる情報を最大限集めて、分析研究してみること。
今日はイチエ流の流行分析、その一端をご紹介してみたいと思います。
◇流行の作りたがり、真似したがり、咀嚼したがり。
米&韓、中、日といったところでしょうかw。
ヘアに関していうと、日本のヘアの流行は海外から入ってくるアパレル、メイクのトレンドに大きく影響を受けている印象を持ちます。
そういう意味では、一番情報を得やすいのは「ハリウッド映画」と、(私はあまり観ないのですが ><;)「海外(米韓)ドラマ」。
不特定多数の視聴者に同時に情報を伝えられるという意味での映像のインパクトと、スポンサーの大きさはなかなか侮れません。
◇SNS (インスタグラム)は流行の発信源になりうるか。
これはもう、余裕でなりうる時代、、、というか、若い方たちにとってはまさしくそれこそ流行発信源ですよね(笑)。
私が個人的にフォロー、参考にさせてもらっているアカウントです。(海外モノですが)
◇順番は、アパレル ▶︎ メイク ▶︎ ヘア
美容師風情としては、ヘアスタイルから(トータル)ファッションの流行を作り出すのぜ!!! と息巻くこともありますが。
順番的には最後、アパレル、メイクときて、ヘアに行き着くというのが、一般的な流行のフローだと認識しています。
たとえば、それこそ80年代のボディコンシャス(女性の体の曲線を表現する)に対しての直線的なワンレングスストレート、縮毛矯正の流行だったり。
肩パット入れた逆三角形のトップスシルエットに対しての、Aライン強調ソバージュパーマスタイルだったり。
スキニージーンズの流行も今や昔、現代では女性のパンツルックスにゆとりのあるサイズ感のものが多く見受けられますが、このボトムスのルックスとウェイトダウンのヘアアレンジ、ボブスタイルの流行(≒レイヤースタイルの衰退)も、無関係ではないと思っています。
◇大切なのは、流れの観察。そして流行の原因を分析すること。
そんなわけで。
最近は短いヘアスタイルが多いから、これからは長いのが流行るよーとかそういう安易な逆張りではなく。
どこから始まって、どこを通って、今の流行になっているのか。
これまでの流行から振り返ってくるプロセスを大切にしています。
また、それがどうしてみんなの人気を集めているのかを分析してみること。
すると、自分なりの流行分析、ひいては次の流行予測に繋がったりするものです。
個人的にはこういう無機質な感じのなかに人間(個性、ばらつき)をニュアンスで表現するデザインに未来を感じています。
くれぐれも当たり外れではなくw。
お楽しみいただける内容になっていたら嬉しいです。
ではでは。あでぃおーっす。
hair design space i.chi.e(ヘアデザインスペースイチエ)
オーナースタイリスト 伊藤 護
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