i.chi.e Column 2012 vol.08- Shampoo

コラム 2012.08.02

「美容室のシャンプーってそんなにいいんですか??」   ほぼ毎日のように使用されるシャンプー剤。お客様からも多くご相談いただくトピックです。   以前のコラムでも触れたかと思いますが、「汚れを落とす」目的で作られている市販のシャンプー剤と「髪を健康な状態に保つ」目的で作られている美容室のシャンプー剤では、配合されている成分から異なる部分があります。   その成分ひとつひとつについて把握しようとすると少し大変ですが(^^;)、市販のシャンプー剤では解決できないトラブルが、美容室のシャンプー剤を使用することで解決される場合があるということは知っておいていただけるといいかもしれません。   「ヘアカラーやトリートメントの持ちまで変わってくる!界面活性剤って?」   発汗やスタイリング剤の残留などによる頭皮・毛髪の汚れを剥離するために含まれる油性成分と、洗浄するために含まれる水性成分。この境界面を安定的になじませるために、シャンプーには界面活性剤(以降、活性剤)という成分が入っています。   市販されているシャンプー剤と、美容室でご紹介するシャンプー剤の成分的な違い(お客様にとっては、お値段の違い?ということになるかもしれませんが(^^;))はここに大きく集約されています。   「汚れを落とす」目的で作られる市販のシャンプー剤の多くは、その必要性から親油性によった(石油系)活性剤が使われていることがほとんど。毎日シャンプーされる現代人のライフスタイルの中では少し強い洗浄力と考えられています。   一方、「髪を健康な状態に保つ」目的で作られる美容室のシャンプー剤の多くは、洗浄力を少し抑える形で親水性によった(ヤシ油などに代表される天然植物由来)活性剤が用いられていることがほとんど。洗浄力はマイルドに、頭皮・毛髪に必要とされる最低限の油分を残しながら洗い上げてくれます。   この働きの違いは、毎日の積み重ねによってひいてはヘアカラーの色持ち、トリートメント効果の持続性などにも影響をしてきてしまう部分です。   *余談ではありますが、メニュートリートメントを検討されるお客様から「どのくらい効果が持続しますか?」というご相談も頻繁に頂きます。それについても、ここでのお話同様、普段使用されているケアアイテムによって持続期間には個人差が出てきてしまいます。3週間から5週間などといった少しアバウトなご案内になってしまうのも、実はこの部分によるところが大きいのです。

「i.chi.e で使っているシャンプー(トリートメント)は?」


i.chi.e で主に使用させてもらっているシャンプーはこちら。   KEYS_1   (株)モルトベーネ KEYS   http://www.keys-haircare.info/
上記ホームページをご参照いただくとより詳細な商品情報をご確認いただけるかと思いますが、展開している商品3ラインに共通して、「トルナーレ(R)」という保湿成分を配合しているのが大きな特徴。健康な髪の水分量、約12%というところに配慮しながら髪を乾燥から守り、健康でキレイな状態を保ってくれます。   i.chi.e ではこれ以外にも同社製品を中心に、お客様の髪のコンディションを健康な状態で保てるようなシャンプー剤を使って施術に当たらせていただいています。ご自宅でも使っていただけるよう、販売用もご用意してございますので、もし頭皮トラブル・ヘアトラブルでお悩みの際には、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。   いかがでしょうか、普段i.chi.eで使わせてもらっているシャンプー剤のこと、伝わりましたでしょうか。

今後も皆様の髪に直接使わせていただくものについてなるべく分かりやすく情報を発信していければと思っています。

皆様の方からもご質問等ございましたら、ぜひお気軽にスタッフまでお尋ねください。