あぐりのおはなし。

イチエの毎日。 2022.04.20

イチエのブログにアクセス、

 

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

 

千葉県浦安市堀江5丁目の美容院、

 

 

hair design space i.chi.e

 

 

(ヘアデザインスペースイチエ)で

 

 

代表を務めています伊藤護

 

 

(いとう・まもる)っていいます。

 

 

 

今日は、伊藤のおうち時間。

 

 

需要あるかわからないトピックですがw。

 

 

昨年の10月から「私の家でだけ」始まっていた、

 

 

朝の連続テレビドラマ小説「あぐり」(1997年4月-10月放送)の

 

 

おはなしをお届けしたいと思います。

 

 

「見てたよー!」

 

 

「懐かしいー!」

 

 

そんなあなたから、

 

 

「え?!カムカムエブリバディじゃなくて?!」

 

「はー、ちむどんどんじゃないさー(さー?)」

 

 

そんな朝ドラ好き!なあなたも巻き込みつつ。

 

 

よかったら&茶飲みがてらの記事です。

 

 

ゆるりと最後までご覧ください。

 

 

 

◇きっかけは、お客様からのオススメ

 

 

 

昨年の秋ごろ。

 

 

長くご愛顧くださっているお客様から、

 

 

「伊藤さんは、【あぐり】って観たことあるんですか?」と尋ねられ。

 

 

お名前も経歴も、もちろんあぐりさんをモデルにした朝ドラがあったことも知ってはいたのですが。

 

 

放送していた当時、私はまだ大学生(!)。

 

 

まだ朝ドラを鑑賞するようなライフスタイル皆無なお年頃だったこともあり。

 

 

「いや〜、観たことないんですよ。」

 

 

とお答えしたら、その時期にBS放送で再放送をやっていたそうでその顧客様は、いわゆるおうち時間のなかで、あぐりを鑑賞。

 

 

「美容師さんってそうなんですね〜!な(裏側の)お話がたくさん観れてとても面白いです!」

 

 

「伊藤さんも絶対!観たほうがいいですよ!!」

 

 

強いプッシュをいただきまして。

 

 

んじゃあまあそうか、これもタイミング。

 

 

 

 

ということでDVDデラックス版をポチッと。

 

 

昨年の10月くらいから(カムカムと丸かぶりw)鑑賞していた次第なのでした。

 

 

 

◇あぐりは、実在された美容師の半生のお話

 

 

 

ご存知ない方もいらっしゃると思うので簡単に紹介すると、朝ドラ「あぐり」は実在された美容師、吉行あぐりさんをモデルにした作品。

 

 

 

 

女優の吉行和子さんのお母様としても名が知れたことがあったように記憶しています。

 

 

劇中のお話に沿って紹介すると美容師としては大正後期から昭和初期に活躍をされた美容師さんのようですが、個人的には90歳を過ぎてなお現役としてお客様を担当されていたというエピソードを伺って感銘を受けたことがあります。

 

 

大正後期から昭和初期というと日本人女性のヘアスタイル、ファッション、価値観も大きく変化をしていく時代。

 

 

 

 

 

パーマという技術が日本に伝わってくるのもちょうどこの頃だったと言われていて、日本女性の美容意識向上に大きく寄与された美容師の大先輩として認識しています。

 

 

ドラマの中ではそのあぐり役を、田中美里さんが務め。

 

 

お話は、生家の岡山県。

 

 

「お父さんに買ってきてもらったの〜」とお友だちが見せてくれたフランス人形の髪を、

 

 

「こっちの方が可愛いんじゃない?!」

 

 

あぐりさんが切ってしまうなんていうおてんばエピソードを交えながらスタートしていきます。

 

 

 

◇印象深かった登場人物〜その1 チェリー山岡(あぐりのお師匠)

 

 

 

モデルになっている方がなんとなくわかるような気もしましたが・・・w

 

 

あぐりが最初にお勤めする美容室「チェリー山岡美容室」のオーナーを務める、チェリー山岡。

 

 

 

 

名取裕子さんがその役を演じるのですが、もう、なんでしょう。さすが名優です。

 

 

美容師としての立ち居振る舞いや、オーナーとしてスタッフに接する様子はもうまさに美容師。

 

 

山n・・・っとちがう、山岡「先生」という呼称がぴったりくる演技で。

 

 

今の自分の立場と重ねてしまうところもあったり。

 

 

美容室オーナー大先輩にはなかなかどうして敵わないな・・・だったり。

 

 

私も名取裕子さんのようなオーナーのもとで修行してみたかったなあ・・・なんて思ってしまいました。

 

 

 

◇印象深かった登場人物〜その2 望月エイスケ(あぐりの旦那さん)

 

 

 

吉行あぐりさんの旦那さん、やはり実在された吉行エイスケさんをモデルにしている望月エイスケには、野村萬斎さん。(わ、、若いw

 

 

 

 

親の心子知らず。

 

 

長子でありながら岡山で代々続く家業を継ぐこともなく。

 

 

小説家を志して東京にふらりと出て行ってしまういわゆる「フーテン」のエイスケさん。

 

 

あぐりさんと結婚した後も、お子さんが産まれた後も、

 

 

「あぐり、ちょっと出かけてくるね〜。」

 

 

なんていって3ヶ月くらい家を空けてしまう、おなじ男性としてはなんとも愉快痛快(笑)

 

 

でもあぐりさんにとってはきっとぴったりなご主人だったんだろうな〜

 

 

 

 

素敵なご夫婦だったんだろうな〜を感じさせてくれる男性像でした。

 

 

 

◇印象深かった登場人物たち〜その3 望月のご両親(エイスケのご両親・あぐりの義父母)

 

 

 

里見浩太朗さんと星由里子さんが演じるところの、望月エイスケのご両親。

 

 

ベッタベタの岡山弁でふらふらと落ち着きのないエイスケを叱咤したり。

 

 

初孫となったエイスケとあぐりの間に授かった男の子(淳之介)をかわるがわる寵愛したと思えば。

 

 

熟年夫婦らしい(?!)夫婦喧嘩を垣間見せてくれたり。

 

 

実家の両親を思い出してしまうような、終始微笑ましいご夫婦像を見せてくれました。

 

 

 

 

 

でも一番印象深いのは、お嫁さんであるあぐりへの愛情の深さ。

 

 

本当に実の娘のようにあぐりを可愛がる望月のご両親を見ていると、令和のご時世に何をか言わんやですが。

 

 

昔ながらの日本の家族ってのは、ぐっちゃぐっちゃでがっちゃがっちゃだけど、愛だけは満ち満ちと溢れんばかりに溢れているんだなあと実感してしまいます。

 

 

 

◇え!こんな人も出てるの?!

 

 

 

さすが朝ドラです。

 

 

25年前の作品ということもあって、

 

 

「わ!え!??こんな人も出てたの??!」もたくさんありました。

 

 

・吉行和子さん(あぐり美容室のお客様)

 

 

なんだかもう、歳のせいでしょうか。

 

 

こういう「にくい」配役、ぐっときてしまうんですよね・・・。

 

 

 

あくまでもドラマの世界のお話、とはいえ。

 

 

ドラマの中の、自分のお母さんの美容室に客として娘である吉行和子さんが髪をやりに行く。

 

 

 

 

母、、、ではない田中美里さんではあるけれども、美容師あぐりに客として髪型をオーダーするシーン。

 

 

必見でした〜〜〜。

 

 

 

・生田斗真さん(あぐりの息子)

 

 

なんとなんと、子役として起用されていて「!!!」

 

(実はお笑い芸人の徳井さん?かなとも思ってしまいましたがw)

 

今もイケメン、子役時代もばっちりイケメンw!

 

 

声変わり前の生田さんw、必見です。

 

 

そのほかにも懐かしい俳優さん、

 

 

「おぉぉお!こんなところに?!」な俳優さん、

 

 

続々登場していますので、これから見てみよう!

 

 

っていう方はよくチェックしてみてくださいね。

 

 

 

◇美容師になってよかったこと

 

 

 

さすが半年に及ぶ大作作品。

 

 

思いのほか語り過ぎてしまいました。

 

 

お客様からの紹介がきっかけになって見るようになったあぐりでしたが。

 

 

私のなかでどこか「美容師としてのこれから」にきっかけを欲して、手を伸ばした作品でもありました。

 

 

 

「同じことを、継続して積み重ねる。」

 

 

 

機械じゃない、ロボットじゃない。

 

 

人間だから、なかなか難しいことのひとつです。

 

 

 

自家発電できればもちろんそれが理想ですが、

 

 

「またもう一歩前に」。

 

 

その推進力を、時には他者からの刺激に求めている自分もいます。

 

 

 

でもそんな他者の中にも、

 

「おりていく」

 

「卒業していく」

 

「別の道に進む」

 

そんな人たちがちらほらしてくるのもまた、今の私のまわりの景色です。

 

 

 

さみしいようで、

 

張り合いを失うようで、

 

でもやっぱり大切なこと。

 

 

 

「人は、人。」

 

 

「私自身は、私をどうするか。」

 

 

 

 

今秋、美容師(スタイリスト)デビューから20年の節目を数えます。

 

 

 

 

 

 

この道と決めた20年前の私に、ちゃんと胸を張れるように。

 

 

そして畏れ多いですが、吉行あぐりさんのような大先輩のあゆみがあることをまた励みに。

 

 

(*90歳を過ぎて現役だった先輩に言わせれば私なんぞまだひよっこですねw)

 

 

なにはともあれの、かっくいい、しゃれた歩き方していきたいものです。

 

 

 

とかなんとかなんつって。

 

 

 

 

そんなこんなで、今月のイチエ伊藤のにゅ〜ばら〜んすな日々でした。

 

 

 

最後までご覧戴きありがとうございました。

 

 

 

ではまた!

 

 

 

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代表/伊藤 護

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