新・ストレートパーマへの道|(1)苦悩編

i.chi.e ReBOOST2023 2023.06.29

イチエのブログにアクセス、

 

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

千葉県浦安市堀江5丁目の美容院、

 

 

hair design space i.chi.e

 

 

(ヘアデザインスペースイチエ)で

 

 

代表を務めています伊藤護

 

 

(いとう・まもる)っていいます。

 

 

 

 

今日から3回にわたって、ストレートパーマに関連する記事、

 

 

 

その名も

 

 

 

 

【新・ストレートパーマへの道】

 

 

 

と題しまして。

 

 

 

第1回 苦悩編

 

第2回 革命編

 

第3回 未来編

 

 

今年大きくアップデートした内容に至った動機や経緯の部分。

 

 

そしてイチエのこれからのストレートパーマへのアプローチ(スタンス)について記事を、3つに分けてご紹介していきます。

 

 

 

ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。

 

 

 

 

◇ 苦悩 その1. ストレートパーマを推してこなかった理由

 

 

 

「推してこなかった」と言われて、「はて?そうだったの?」とお思いの方もあるかもしれませんが。

 

 

 

 

 

 

少なくともここ4〜5年、イチエでは積極的にストレートパーマ技術を提案していこうと心がけていた時期はありませんでした。

 

 

 

理由は主に3つあって、

 

 

 

まずひとつめは、

 

 

(やや一美容師としてのスタンスのお話になってしまうのですが、、、)

 

 

 

 

 

 

 

お客様のお悩みを、「それ以外の方法」(カットあるいはパーマ)で解消して差し上げることはできないんだろうか。

 

 

 

 

確かにストレートをかければ問題の解決は早いのかもしれない。

 

 

 

ただ、(おかけになったことのある方はわかるかもしれませんが、)

 

 

 

「切ってしまった髪の長さは元に戻せない」

 

 

 

それと同じくらい、

 

 

 

「ストレートをかけた髪を、かけていなかった状態に戻すことはできない」

 

 

 

ヘアブリーチのそれにも近いでしょうか。

 

 

 

 

美容師からお届けするご提案の中で1、2を争う「不可逆(元に戻せない)感」とても高い施術です。

 

 

 

 

そんな意味からストレートパーマはあくまで「お悩みを解消していただくためのもの」

 

 

 

 

「お客様に選んでもらう」最後の切り札。

 

 

 

 

こちらからの最初のご提案はあくまで、

 

 

 

 

「まずは、お客様の素材のままにカットして差し上げてよろこんでいただくこと。」

 

 

 

 

というスタンスを大切にしてきたところがあります。

 

 

 

 

ふたつめは、髪質改善(ヘアエステ)技術の登場。

 

 

 

イチエからご提案をさせていただくようになったのは2018年後半頃からだったと思います。

 

 

 

 

 

それまでのシステムトリートメントでのご提案を大きく超えていく、「積み重ね型トリートメント」。

 

 

 

確かにストレートパーマほどのパフォーマンスには至らなくても、それでも少々の広がりやうねりへのお悩みにトリートメントの視点からよりアプローチできるご提案ができるようになったこと。

 

 

 

「これがあるなら、、、!」

 

 

「『ストレートパーマをしなきゃいけない!』お客様にその判断を迫るような状況はより遠ざけられるのでは。」

 

 

 

その期待感から、ストレートパーマを積極的な推しメニューとしてこなかったところがあります。

 

 

 

 

そして最後、三つ目は、

 

 

 

ヘアカラー提案の幅を残しておく必要性というお話。

 

 

 

ここ数年、髪のまとまり不良に重ねて、多く寄せていただくお悩みが、

 

 

 

「おとなの髪(あの白いやつ

 

 

 

 

 

周期をコントロールしていく上でも、全体の明度を明るく維持したい。

 

 

 

 

 

 

あるいはブリーチを使ったハイライトを差し込みながら、それをぼかして染めていきたい。

 

 

 

 

 

 

そんなご要望も珍しくなくなってきました。

 

 

 

 

ただ、ご存知の方もあるとは思いますがストレートパーマをかけた髪の明度を上げていくこと、ただでさえ負担リスクの高いヘアブリーチをその髪にコンタクトさせること。

 

 

 

 

「正直、、、やめておいたほうが・・・」

 

 

 

ストレートパーマをおかけすることで、美容師の大半がそう回答するような状態にしてしまいたくない、カラーリングの際の選択肢を残しておいて差し上げたいという動機からやはりストレートパーマを禁じ手にも近い、最後の選択肢にしてきたところがございます。

 

 

 

◇ 苦悩 その2. ストレートパーマのその後を描けるか

 

 

 

ひとつめ、みっつめの理由に関連するところです。

 

 

 

人によって受け取り方は様々ですが、ストレートパーマはヘアデザインというよりも、うねりや広がりといった髪のお悩みを解消するための技術。

 

 

 

かけさせてもらった後、今度はデザインの方に軸足を置いた時、ゆくゆくどんなご提案ができるだろうか。

 

 

 

お客様にどんなヘアスタイルの可能性を残してあげられるだろうか。

 

 

 

 

 

たとえば広がってしまうのが悩みなんだけど (→ストレートかけた方がいい)、

 

毛先にクルンとカールのついた柔らかい雰囲気にしたい (→ストレートかけたら、ならない)。

 

 

 

 

 

たとえば、クセでうねってしまうのが悩みなんだけど (→ストレートかけた方がいい)、

 

 

 

ひし形のフォルムがメリハリよく効いたレイヤースタイルにしたい(→ストレートかけたら、けっこうなりにくい)。

 

 

 

 

 

 

たとえば、膨らむのが悩みなんだけど(→ストレートかけたらおさまる)、

 

 

頭の丸みにコンパクトにフィットするボブスタイルにしたい(→ストレートかけての丸みは、ちょっとむずい)。

 

 

 

(注:↑ でご紹介しているデザインはどれもストレートをかけていません)

 

 

 

うねりを解消してストレートにして差し上げた後で、そのデザインについてのご希望を実現してあげられるだろうか。

 

 

 

それよりも、うねりへの対応を別の形でご提案しながら、なさりたいデザインを優先して通して差し上げた方がお客様にとっては良いのではないか。

 

 

 

 

葛藤することが少なくありませんでした。

 

 

 

 

◇ 苦悩 その3. このコンディションからどうかけるか

 

 

 

これはさっき紹介したヘアカラーのお話の、逆。

 

 

裏からのお話といったらいいでしょうか。

 

 

 

 

 

トップに白髪をぼかすルーフライトを差し込んではいるけども。

 

 

 

 

 

耳周りにイヤリングカラーを差し込んではいるけども。

 

 

 

 

 

ぶっちゃけおうちで白髪染めしちゃってはいるけども。

 

 

 

ずいぶん髪が細くなってきてしまったんだけども。

 

 

 

アイロンやりすぎで髪カッチコッチでパサパサなんだけども。

 

 

 

 

「でもストレートパーマ、かけたいっす。」

 

 

 

この声にどうお応えしていくか。

 

 

 

 

少なくとも昨年までのイチエではこういったリクエストに、

 

 

 

「現状のコンディションではかなりリスクが高く・・・」

 

「代わって、〇〇〇〇(カットや髪質改善ヘアエステなど)で対応していく方向ではいかがでしょうか。」

 

 

 

かなりの、「および腰」対応。

 

 

 

正直、そこまでリスクをとってストレートパーマをかけにいく美容室でなくても良いのでは・・・

 

 

 

ここが「美容室イチエのスタンス」。

 

 

 

ご理解を乞うていった方が良いのではと思っておりました。

 

 

 

 

◇ 苦悩ばかりしているわけにもいかなくなったぞー

 

 

 

 

ただ、これが、時代というやつでしょうか。

 

 

 

そんなこんなのここ4〜5年を経て経て、の2023年。

 

 

「でもストレートパーマ、かけたいっす。」

 

 

これは、一部の(ダメージリスクが高い)お客様にとどまらず。

 

 

☑️ 積み重ね型のヘアエステでは、飽き足りない(=1回で結果を出したい)

 

☑️ 毎日のアイロンスタイリングが大変

 

☑️ とにかくツヤを持たせたい! 髪色も、ザ・白髪染めはいや!

 

 

 

いよいよ、

 

 

「つまり、、、みんなやんw」

 

 

および腰対応しているうちに、イチエに来てくれるお客様いなくなっちゃうんじゃ・・・(恐

 

 

 

 

というわけで。

 

 

 

「2023年、イチエ動きます。」

 

 

 

 

そんなこんなで始まった、イチエの Re-BOOST to the NEXT.

 

 

 

具体的に何をどう変えて、どういう取り組みを始めていったのか。

 

 

 

続きは、次回、「第2回 革命編」につづきます。

 

 

 

 

ぜひおたのしみに。

 

 

 

ではまた。

 

 

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