美髪ストレートレポート〜イチエのヘアレシピ87

イチエの施術レシピ 2024.05.12

イチエのブログをご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

 

千葉県浦安市堀江5丁目の美容院、

 

 

hair design space i.chi.e

 

 

(ヘアデザインスペースイチエ)で

 

 

代表を務めています伊藤護

 

 

(いとう・まもる)っていいます。

 

 

 

今日は、

 

 

「美髪ストレートレポート〜イチエのヘアレシピ」

 

 

ということで今月からいよいよご用命、ご相談ともに増えている、

 

 

「イチエの美髪ストレート」

 

 

施術レポートを交えながら、参考にしていただける情報をお届けです。

 

 

 

またかけてもらおう〜!と思ってくださっている方はもちろん、

 

 

これからかけるよ〜!っていうあなたも。

 

 

そして、いまいち決断しきれない!!そんなあなたも。

 

 

 

「よし!決めた!」

 

「今年の多湿シーズンはこれでいこう!」

 

 

 

判断できるだけの情報をお届けできたらと思っていますので、ぜひ最後までチェックお願いいたします。

 

 

 

◇ 「昨年よりも、さらによい。」

 

 

 

皆さまからの関心、「ストレートヘアを実現したい!」熱量が高まっていることをひしひし感じる今日この頃。

 

 

 

 

 

まず結論ありきで申し上げると、

 

 

 

「(アップデートをかけた)昨年よりも、さらによい。」

 

 

 

手応えを感じながらのサロンワークが続いています。

 

 

 

 

 

 

背景には、シンプルに技術者側の私たちの練度向上、術例のストックが一気に増えたということが主な理由ですが。

 

 

 

薬剤まわりにも(アップデートというほどではないですが)改善改良を加えてくることができたこの1年。

 

 

 

昨年以上に、「満を持して。」でお迎えできている、最近の美容室イチエです。

 

 

 

今日はそんな最近のサロンワークの中でも、ちょうど昨年の今時期にかけさせていただいたお客さま。

 

 

おおよそ20cm 前後ご自分の髪(矯正のかかっていない部分)が出てきているお客様にお届けしたロングリタッチでの術例をご紹介します。

 

 

 

 

まず、before。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほぼほぼ新生部分(矯正のかかっていない部分)ではありますが。

 

 

 

 

 

毛先10cm前後は昨年かけさせてもらったエリア(まだストレートが効いたままキープできているところがご注目!)

 

 

 

今回は、その毛先部分をレブリン酸系トリートメント(*髪内部の保水力を高めてくれます)で保護しながら、新生部分にのみアプローチ。

 

 

 

「根本から毛先まで均一に」きれいなストレートヘアを目指します。

 

 

 

【ここがポイント!】

 

 

 

今回の術例は「お客様の髪のうねりの強さ」と「髪の体力(ハイトーンでのカラー/やわらかく少し細めな髪)」のアンバランスさが、施術の難易度を上げています。

 

 

つまり。

 

「お客様の髪のうねりの強さ」

 

 

 

 

ここに注目してお薬のパワーをあげてしまうと、髪に強いダメージを与えてしまうリスク↑。

 

 

かといって、

 

 

「髪の体力(ハイトーンでのカラー/やわらかく少し細めな髪)」

 

 

 

 

ここに配慮しすぎてお薬のパワーを下げすぎてしまうと、そもそもきれいなストレートにならない(うねりがとれない)リスク↑。

 

 

 

ここに注意をおきながら、数種類の薬剤をご用意。

 

 

 

反応させる時間も慎重に設定して、最初のお薬を塗らせてもらいます。

 

 

 

つづいて、少しステップが進みますが、こちら。

 

 

最初のお薬の反応が終わってお流し

 

 

→中間処理(アイロン前に熱耐性を高める独自のトリートメントケア)

 

 

→ヘアドライを終えて、

 

 

 

 

 

「さ、ここからアイロン入れていきますよー!」の状態です。

 

 

 

 

 

 

before に比べるとちょっと「ぼわっ」とした印象、あるでしょうか。

 

 

 

「むむ??だいじょぶ???」「ちゃんとまっすぐなる???」

 

 

 

不安な表情を浮かべる方も多いw ステップですが。

 

 

 

ここまでのステップで髪内部のうねりが取れて、

 

 

 

「アイロンの熱ばっちこい!」な状態に入っていますので、ご安心ください。

 

 

 

そんなこんなアイロン施術をさせていただいて、

 

 

 

 

おおっ!?

 

 

 

 

 

 

高まる期待感。

 

 

「ちゅるん」な仕上がりです。

 

(ここでちゅるん!していないと仕上がりもちょっと残念な仕上がりになってしまいます)

 

 

ここまで来たらもうあとは、この形を定着させるお薬をつけてお流し&最後に軽めにアフターケアをしてあげて。

 

 

はい。お疲れ様でした〜。

 

 

 

 

!!

 

 

 

 

!!!

 

 

 

 

 

 

ぬおおおぉおおー!

 

 

 

高まるちゅるるん!!!

 

 

 

 

 

before → after!!!

 

 

 

 

もいっちょ、before → after!!!

 

 

 

 

 

 

AFTERRRRRRR!!!

 

 

 

 

 

っとまあこんな感じで。

 

 

 

 

 

 

今回は(ご入店〜お仕上げまで)3時間30分ほどの施術なのでございました。

 

 

 

◇ 主客ともに正しい理解を

 

 

 

「きれい」や「かわいい」の基準値っていうのは人それぞれで、そのそれぞれに正解や不正解を求めるようなものではありません。

 

 

 

 

 

美容師とのコミュニケーションを通して、自身の基準値で測っていただきつつ、あくまでも相対的な(「前回よりいいよね〜」、「去年より可愛くなったよね〜」)基準のなかで楽しんでいただければいい。

 

 

 

美容とかオシャレって、そういうものだと私は思っています。

 

 

 

ただ、その大前提は受け入れつつも。

 

 

それでもなお。

 

 

ほぼ唯一といっていい、美を求める方にとっての、「絶対的」指標。

 

 

 

 

 

 

それが、ストレートヘア(ストレートパーマ)だとも思っています。

 

 

 

「ストレートか、そうではないか。」

 

 

おそらくは子どもの目にも明らかな、ひとつの、「きれい」の基準。

 

 

やはり私たち美容師も自分たちの技術に正面から向き合い、謙虚に。

 

 

厳しい反省のもと、

 

 

 

 

「毎回が初回であり、もしかしたらこれが最後にいただけるチャンスになるかもしれない。」

 

 

まさに、一期一会のマインドで。

 

 

お客様の髪に向き合わせていただく必要がある技術だと思っています。

 

 

 

 

時節柄、一般のお客さまもさまざまな情報に触れていらっしゃる昨今。

 

 

ともすれば、少々誤った感覚を持たれているお客様からの声を伺うことも少なくありません。

 

 

 

「最近のストレートパーマは、ダメージゼロでかけられる?」

 

 

うーん、、、ありえませんw。

 

 

どんなストレートパーマでも、もとある髪の状態を変化させて、その変化した後も髪に形状記憶性(再現性)を持たせる技術。

 

 

だとするなら、ダメージゼロのものはありえないというのが、美容室イチエのスタンスです。

 

 

確かに数年前とは比べ物にならないくらい、髪への負担をかけずに施術を行うことができるようになっています。

 

 

薬剤まわりの環境は、本当に良くなったと思います。

 

 

ただこれまで許容いただいていたダメージをどこまで最小限にして、お届けできるかどうか。

 

 

まだまだ現在進行形の技術。

 

 

美容師の毛髪診断力(判断力)と練度によって成否が左右されるという部分が、(他の技術に比べて)多分にあると私は考えています。

 

 

 

「ストレートパーマをかければ、コンディションが回復するんでしょ?」

 

 

うーん、、、言葉遊びのような気もしないではないですが、あえて誤解を招かないように。

 

 

「しません。」と言っておきます。

 

 

たしかに回復したかのようにきれいな、ツヤツヤサラサラ、うねりのないストレートヘアを作って差し上げることを使命に奮闘していますが。

 

 

繰り返しになりますが、

 

 

「ダメージゼロのストレートパーマはありません。」

 

 

1回かけたら、きちんと1回分。

 

 

1回ストレートパーマをかけたことのある髪になります。

 

 

 

 

 

くわえて定期的なカラーリング、ご自宅でのアイロンケアなども余裕で想定の範囲内に入れておく必要がある大人女性の髪にストレートをかけるということは、それ相応のダメージリスクがあります。

 

 

「魔法みたいにきれいになった!」

 

 

実現できる喜びをいっしょに共有したいのと同じくらい、

 

 

「髪に、魔法はない。(今のところ」

 

 

 

こっちもちゃんとお伝えしておきたいし、心に留めておいて欲しいなと思います。

 

 

 

◇ 美容室イチエが願っていること

 

 

 

アイロンを使うだけに過熱しやすい??

 

 

というわけで終始、「声、でっか。」

 

 

 

主張強めな記事になってしまいましたが。

 

 

 

いつの時代もいつの世も。

 

 

技術は、願望を叶えるための「手段」。

 

 

それ以上でもそれ以下でもありません。

 

 

 

大切なことは、

 

 

「ストレートにして、どうした?」

 

 

「どうなれた?」

 

 

 

 

 

 

白髪と同じくらい、もしかしたらそれ以上?かもしれないくらい。

 

 

深いお悩みを解決していく魅力的な技術ではありますが。

 

 

 

だからこそ、それを実現させて、

 

 

文字通りの、「ご自愛」

 

 

ご自分の髪のこと、好きになってもらうこと。

 

 

本当の、本当に、やりたいヘアスタイルを叶えてもらうこと。

 

 

 

 

 

 

そこをゴールにして、いっしょに美髪ヘアメイク。

 

 

育んでいくきっかけにしていけたら。

 

 

 

常々、願っていることです。

 

 

 

これからの、もやもやシーズン。

 

 

 

ぜひ、あなたのお役にも立たせてもらえたらうれしいです。

 

 

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

 

 

ではでは。

 

 

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