イチエの毎日。
2015.10.07
思い起こせば昨年の春。
なんちゃなく眺めていた誌面のヘアメイクに、むくむくと立ち上がる衝動の赴くままに。
その扉を叩いて約１年。
昨日、いよいよ卒業制作な作品撮りに行って参りました。
２０代の駆け出し美容師当時に、その有り難みもわからないまま受け流してしまったメイクレッスン。
作品撮りを続けていく中で直面した、なんとなく行き届いていない感。足りない、ホンモノ感。
やっぱ、ヘアだけじゃない。カメラ（撮影技術）だけじゃない。
自身のサロン、イチエでもネイルデザインのご提案をスタートさせた折、
「さて、まもるくん。君はどうしよっか？」
「、、、うむ。とことん、全部だ。」
お顔に触れることの繊細さ、距離感、指のタッチから始まり、すべての施術に、もう一回頭の中空っぽにして、いただけるエッセンスを全て飲み込んで。
「勉強（練習）すればできることなんだったら、できるまで、やろっか。」
これに勝る、簡単な話もなく。
営業時間の後のそのまた後の時間やら、公休日やら、自分の顔面やら手の甲やら、ご理解溢れるモデルさんたちやら、可能な限り投入できるものは投入しつつ。
長かったけど、あっという間だったなー、的な。
さすがに少し遊びたくなったときもあったけど、充実感だよなーやっぱ、的な。
あの、例の感覚。
アラフォー流の青春味わえる１年強の時間でした。
あらためてこの場を借りて、協力してくれたモデルさん全員に。
そしてそして、何よりいつもいつも叱咤激励しながら、同じ美容師として、惜しげもなくそのエッセンスを伝えてくださり、私の成長を見守って下さった橋本さん、大久保さんはじめ、esper. のサロンの皆様方に心からの御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
創業者である、宮森 隆行様のイズムに刺激を受けながら過ごしたこの時間は間違いなく私の美容師人生にとって、大きなきっかけになりました。
こんな、デタラメで、Junk な美容師物語も、まだしばらく、続きがあります。
行った先で、「あれが原点だったね〜。」と思える未来を創れるように。
いくぜ！あでぃおーす！
hair design space i.chi.e（ヘアデザインスペースイチエ）
オーナースタイリスト 伊藤 護
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