優秀な結合たちを支える処理剤。

イチエの毎日。 2018.04.14

昨日のブログに続いて、今回もヘアケアに関するブログ(読んでくださいね。です。

 

 

 

 

↑↑↑↑↑ 前回のおさらい。

 

今日はイチエでさせていただくお薬ものの施術(ヘアカラー/パーマなど)で大切にしている、プレ処理/中間処理と呼ばれる施術についてご紹介してみたいと思います。

 

 

 

 

 

プレ処理、中間処理?? なにそれおいしいの?

 

 

 

あらためて、しかもあえて2回に分けてブログにしたためるほど、こういうところで記事にしておかないと日の目を浴びない施術たち。

 

 

 

もちろんそれ自体が髪の色形を変えるわけではないので地味キャラも致し方なしなのですが、このプロセスを経るかどうかで仕上がりの上質感、持続っていうのは、明らかに差がつきます。

 

 

 

今日は、このブログを通してその辺りが伝わってくれたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

まずは、pHコントロール(中間処理)。

 

 

 

 

 

先のブログでもご紹介しましたが、私たちが提供するパーマやカラーというのは、

 

髪の内部を本来の弱酸性からアルカリの方向に向かって変化させていく(イオン結合/SS結合の切断)

 

>>> そのうえでお薬の反応を促進(染まっていく、パーマがかかっていく)

 

>>> 反応が終わった段階で最終的に再結合(染まり上がり、かかりあがり)。

 

 

もし万一、pHが4.5〜5.5 の弱酸性に戻り切っていない段階(=結合が戻り切っていない段階)で物理的なダメージ(髪を強く縛る、櫛で強く梳かす、お薬ものの施術を重ねるetc…)を与えてしまうと、髪の毛はどうなってしまうんでしょうか。

 

 

 

結合の戻り切っていない髪の毛、最悪、その場で切れ毛になってしまったりするリスクが高まるということになります。

 

 

 

 

 

「え??お薬さささーっと洗い流しちゃえばいいんじゃないの???」

 

 

 

 

 

 

 

、、、うーむ、もちろん不正解ではないんですが、それはあくまでアルカリに傾ける原因となっているお薬を髪から取り除いただけのお話で、髪が弱酸性に戻り切ることと必ずしもイコールではありません。

 

 

 

 

ちょっと怖い話すると、この「戻り切る」が叶っているかどうかが、そのまま、お仕上がりのパーマカラーの「持続」に関わってきます。

 

 

 

 

 

 

イチエではこの過程をより丁寧にケアしながらお薬を取り除いていくことで、よりパーマ(ヘアカラー)ダメージに対してのお客様の不安を緩和できると考え、pHを段階的に下げながらコントロールしてくれるお薬を施術中の中間処理として使わせてもらっています。

 

 

 

いいですね、FIX 5(pH 5.0で固めます)な商品名。たのもしい。

 

 

 

サロンワークの中ではシュシュシュッ!スプレーで塗布させていただいていますので、ぜひ施術を受けていただく際には、「あ、知ってますよ。私。」クラスのご対応いただければ嬉しいですw。

 

 

 

 

 

そしてそして、おれたちのオラプレックス(プレ処理)。

 

 

これまでも「プレ処理」と呼ばれるアイテムは、イチエでも色々あれこれ使わせていただいています。

 

目的はいたってシンプル。パーマカラーのお薬のアタックからくるダメージを抑える(あるいは反応を促進させる)こと。

 

 

 

 

 

特に最近は、(ヘアカラー/パーマがされている)一定のダメージを受けている髪に対して施術をさせていただく場面がほとんど。施術前にコンディションを均しておく(整えておく)目的から使用させてもらっています。

 

しかしながら、(顕微鏡レベルですが)そもそもキューティクルで覆われている髪の毛の内部でめがけて栄養分を外からシュッシュ!

 

、、、正直、限界があります。

 

たとえばタンパク質の代表選手(?)「コラーゲン」などは、お肌への作用もそうですが、なかなか内部への浸透を図るのが難しいと言われています(とはいえ、もちろん髪表面で作用してくれるだけでも十分!やらないよりはやったほうがいい。ですからね)。

 

 

 

 

 

先月くらいからご紹介している、このOLAPLEX(オラプレックス) というプレ処理剤は、まず働きかける場所がそもそも違うと言われています。

 

 

前回のブログでご紹介したSS結合に対して働きかけ、その結合を強化してくれる作用があるとのこと。

 

 

 

 

 

 

これは施術時に回復を図る(その上で施術ダメージを抑制する)従来の前処理剤とは少しカテゴリーが違って、もともとの基盤の部分に働きかけていく形になるので、ほぼアフターで行うトリートメントをした時同様の効果を感じることができるものになっています。

 

 

またSS結合自体、、、なまなましい表現ですが、加齢とともに、その結合が弱くなると一般に言われています。(いわゆる髪痩せ、ハリコシのダウンetc…)

 

 

そう言った視点からも、イチエではこの処理剤の研究をもうちょっと深めて、汎用性の高いご提案をお届けできたらなーと思っているのです。

 

 

 

 

約2ヶ月弱使用して得たお客様からの声と私たちの感想です。 ↓↓↓

 

 

 

 

 

 

☑ 塗布から5分前後で明らかにクシ通りが変わる(引っ掛かりが少なくなる)。

☑ シャンプー時に明らかに泡立ちがよくなる(泡だての際の指通りは結構感激レベル)。

☑ 仕上げのアフタートリートメントの乗りが明らかに良くなる。

☑ 乾かした後の仕上がりは、「ふんわりした感じがする。」「柔らかくなった感じがする。」(*ヘアカラーパーマ後のざらつきや、熱を加えるデジタルパーマ/ストレートパーマ後の硬い感じはかなり緩和されているように感じます。)

 

 

 

ぶっちゃけていうと、、、アメリカ生まれのお薬ってことと、製品の成分が結構マニアックなこともあって、私もまた独学でこのOLAPLEX の使い方を研究している今日この頃なのです(もうしばらくすると、美容師界隈の勉強会の機会も増えてくるのかな〜と思っているのですが。)

 

 

いずれにしても、イルミナカラーの登場の時同様、それ以前それ以降といわれるレベルの処理剤であることは間違いなく。

 

(原価はチョッコシ高いけど 今後も積極的にお客様へのご提案に組み合わせていこうと考えています。

 

ちょっと2回続けてうんちくブログでしたが、ぜひその価値を知っていただいて、ともにひとつ高まったヘアライフを楽しんでいきましょう。

 

 

ではまた。素敵な週末を〜。

 

 

あーでぃおーっっす。

 

 

 

hair design space i.chi.e(ヘアデザインスペースイチエ)

オーナースタイリスト/伊藤 護(いとう・まもる)

 

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