イチエの施術レシピ
2023.04.04
イチエのブログにアクセス、
ご覧いただきありがとうございます。
千葉県浦安市堀江5丁目の美容院、
hair design space i.chi.e
（ヘアデザインスペースイチエ）で
代表を務めています伊藤護
（いとう・まもる）っていいます。
今日は、ちょっと辛め？記事、、、かもしれません。
季節がわりということもあり、ここ最近はヘアカラーも気分一新！楽しみたいお客様からのオーダー、たくさんお寄せいただいています（ありがとうございます！）。
なのですが、、、その一方で、セルフカラー（ホームカラー）が干渉してしまって思い通りのカラーデザインをお届けできないケース、いただいたご要望を差し戻さなくてはいけないケースというのも少なくありません。
今一度サロンでお届けするヘアカラーとの違い、ご理解いただきたいリスク、イチエからの対応について記事にまとめておきます。
特にこれからイチエを利用しようとご検討いただいている方にはご一読いただきたい内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
◇ セルフカラー（ホームカラー）ってなに？
量販店などで販売されているカラー剤をご自分で購入されて、ご自分で施術されるカラーリングのこと。
最近はシャンプー（リンス）で染色させていくタイプの商品もございますが、それも含めて、まずは美容室ではない場所で髪を染めようとすること＝セルフカラー（ホームカラー）としてご理解いただければと思います。
◇ セルフカラー（ホームカラー）って、だめなの？
これまでにも同様の記事をお届けしており、内容が重複してしまうところもございますので、要点だけ。
（１）量販店のヘアカラー剤は、一般に「染まりにくい方」を想定してつくられています。
（２）ダメージ耐性の弱い髪質の方が使用すると重大な髪のダメージとなる場合があります。
（３）頭皮刺激に敏感な方が使用すると、かゆみ、かぶれ等の皮膚疾患を発症する場合があります。
（４）１度ダメージを受けた髪が、ダメージを受ける前の状態に再生することはありません。
（５）１度（ジアミン）アレルギーを原因とする皮膚疾患を発症すると、以降サロンでの施術においても同様の症状を発症する可能性が高いです。
（６）ヘアカラー施術は、積み重ねです。セルフカラーをすることで、サロンでお届けしたカラーリングの明るさ（色合い）が想定外に変化したり、以降サロンからお届けするカラーがご希望通りに仕上がりにくくなることがあります。
、、、っとまあ、
あらためて関心を持っていただきたいところもあり、少々表現を強くするところもあるのですが。
手軽さの裏側にある本当のところを、よくよく理解されたうえで、お客様ご自身で判断いただきたいと常々思っています。
*シャンプー（リンス）で染色させていくタイプの商品については確かに染色過程で生じるダメージはカラー剤のそれに比べておさえられているところはございますが、商品によって（６）変色や、以降の施術への干渉リスクが高いものもございます。ご注意ください。
◇ 美容室イチエのスタンス
処方の仕方いかんでそれほどにリスクが伴う「薬品」だからこそ美容室イチエでは、まず安全性の高いカラー剤を多く取り揃えるようにしており、立場としてはサロンカラーのみ推奨。
セルフカラーについては積極的に注意喚起を行なっている美容室です（だと思います）。
ただなかなか定期的なご来店が叶わないなどの事情で、サロンでのカラーのインターバルにセルフカラーをされるお客様があることも理解しており、その場合は、あくまでもお客様ご自身の責任の範囲内でご利用。
利用に際しての注意喚起をお届けするまでが私たちの仕事と考え、対応させていただいている次第です。
◇ ご理解いただきたいこと
実際にあった事例でご紹介します。
（１）「自分で染めたら、一部分だけ暗くなり過ぎてしまった・・・もう１度全体的に明るい色に戻したいです。」
→ 全体的に均一に塗ったのに部分的に暗くなり過ぎたのか、そもそも部分的にしか薬剤塗布がされていない上での結果なのか、お客様からの申告以外私たちが拠り所とするものがありませんし、ベースが均一でないものを均一にすることは施術リスクが高いだけでなく、結果の改善が見られない場合がほとんどです。
（２）「伸びてきたところを自分で染め直したんだけど、色が変わってしまったんです。」
→ （１）同様、ご自分で染め直した結果、変わってしまったものを元に戻して差し上げることはできません。
（３）自分でブリーチしたら毛先がチリチリになってしまって、、、これ直りますか。
→ 直りません。切る以外方法はないとお考えいただきたいです。
（４）家でカラーしたら、先週かけてもらったパーマが取れてしまったんですけど。。。
→ 畏れながら「でしょうね、、、。」です。（パーマを回復させる方法はありません。）
すべて、
「申し訳ございませんが、対応致しかねます。」
セルフカラーへのアフターケアについては、基本的に対応していないことをご理解いただきたいです。
「どうして？」
美容師ではない、
お客様がご自分で施術した髪は
私たちが頂戴している代金に見合う責任と仕上がりへの保証を持って、施術できる状態ではないからです。
「できる限りやらないでもらいたい」「リスクが高いです」
お伝えしているところで、なるべくして、ご自分でやられたこと。
そのセルフカラーへの仕上がり、その後への影響までが自己責任であることをご理解ください。
*少し話が飛躍しますが、これらのケースでお申し出をいただく際に「お直し（施術保証）」の趣旨でリクエストをいただくこともある（！？）のですが、イチエではもちろん基本的にこれを、
「すべてお断り。」
「それでもどうにかしてほしい！」のご用命いただくのであれば、仕上がりへの保証ができないことを了承いただいた上で（イチエからお届けした施術からまだ日が浅い状況であっても）定価での対応とさせていただいております。
あわせて、利用前にご理解ください。
◇ まとめ
繰り返しになりますが美容室イチエは、お客様の髪をキレイに、美しく、可愛く仕上げられるよう日々のサロンワークを通して技術・サービスの研鑽を重ねているヘアサロンです。
セルフカラーは、お客様の髪をキレイに、美しく、可愛く仕上げるうえで大きな阻害要因になるものです。
お客さま個別のご事情にまで干渉するものではありませんが、私たちが何を大切にして仕事をしている美容室なのか、どうしてその仕事はやらない（対応しない）ことにしているのか。
弊店の技術・サービスをご利用いただくうえで事前にご理解いただければ幸いです。
【まとめ】
（１）セルフカラーをされているお客様（*特に初めてお越しいただくお客様）へのカラー施術については、伸びてきた（新生）部分への対応のみとさせていただく場合がございます。
（２）全ての施術は双方合意の上で進めていますが、セルフカラーをされているお客様（*特に初めてお越しいただくお客様）からのご用命については、ご提案するすべての施術について保証施術の対象外とさせていただく場合がございます。
（３）（初めてお越しいただくお客様において）施術履歴について伺うこちらからのヒアリングに誠実な回答をいただけない場合、あるいは虚偽の申告があったことが原因で生じる施術エラーについては保証施術の対象外とさせていただいております。
主客双方に、気持ちよく。
なにとぞ、なにとぞ。
hair design space i.chi.e
（ヘアデザインスペースイチエ）
代表／伊藤 護
Web / ichie.net
Facebook / facebook.com/ichie090530
Instagram / instagram.com/i.chi.e_hair
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