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2018.05.07
お昼休みを終えてなお、なんとなく胸のザワザワがおさまらず。
気づくと学校の最寄駅から、目指した場所がありました。
今日で20年、です。
君、とはまたずいぶんとえらそうですが、もう今ではわたしの方が歳上になったので、今日だけ、許してください。
この世界に、君がいることを知った13歳の夏。
なんだか、それまで前倣え右倣え、前の様子も横の様子も、前の人隣の人の肩越しに覗き込んでちょこちょこ足元見ながら列を正すだけだったわたしに、はみ出る気持ちよさを示してくれたのが君だったように映りました。
それこそガンダムみたいな出で立ちの5人組のなかにいても、君の存在は群を抜いてエキセントリックで、はみ出し者 of はみ出し者。
カッコいい、という言葉がこれ以上ないくらいぴったりハマりました。
ギターなんかまるで弾けもしないし、ともだちにそそのかされて最初に買ったベースはどこへいったんだろう。
バンドスコアに並ぶタブ譜をドレミファなんつって指で追ったことは、当時誰にも言えませんでした。
それでも、ただ、ただ、カッコいい先輩追っかけるみたいに、ちょっとでも近づけるように、多感なお年頃の目で、綴られる詩を追いかけ、多感なお年頃の耳で、音の奥深いところまでを聴き込んでいました。
例えれば、ブレーカー落ちて残像浮かび上がるくらいの、唐突な暗転。
朝を、夜のように感じたのはあの日が初めてでした。
誰の、どんな声も、焦点が合わないままに聞こえてくる5日間。
テレビからの映像じゃなく、現実を自分が自分の目で見て、自分の目に映しておく必要を感じていたのかもしれません。
君がバンドをやる傍ら、美容師をしていた時代があったことを知っていました。
女の子にモテたいよりも、「君みたいなかっこいい人になれる気がした。」
甚だしい勘違い、不純すぎる動機も、過ぎた勢いでぐるっとバク転させると、最後は結構、純粋なものになりました。
アマンド裏の学び舎で、愚痴愚痴しょげしょげした日々を経て、いつかいつかいつの日か。
背中を押してくれたことにしています。
10年前の3月。またあのステージに帰ってきてくれた君を見て、思い出した「目指す場所」がありました。
今年の春、「君のいた世界」よりも「君のいない世界」に生きている時間の方が長くなってしまいました。
何かを思い出したくて、ふらり。
来年の春、ごっこの成れの果て。わたしの場所もまた10年を数えます。
君ほどじゃないけど、君くらいファンを大切にしたいって思ってやってたら、
君ほどじゃないけど、こんなわたしでも大切に思ってくれる方たちに出会うことができました。
ちょっと手こずってるけど、またいい顔して会いにいけるように。
また、春に会いましょう。
Adios.
hair design space i.chi.e(ヘアデザインスペースイチエ)
オーナースタイリスト/伊藤 護(いとう・まもる)
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