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2012.04.22

i.chi.e Column 2012 vol.04-Digital Perm

「もっと髪の毛のお話」。お客様にも、もっとご自身の髪のこと知って頂きたいというコンセプトで、2011年、年間を通して展開してきたichi.e.t.cetera。

今年2012年は、ホームページもリニューアルされたことですし、ちょっと趣向を変えて。i.chi.e でお客様の髪に使わせて頂いているお薬やケア商品のこと。

「実際のところどんなアイテムを使ってるの?」っていう部分、ご紹介していきます。

スタイルのトレンドや季節によっても変化のあるものですので、アイテム自体は変わっていくこともありますが、お客様の髪に使わせて頂く上での、i.chi.e のこだわり。伝わる機会になればと思っております。どうぞ宜しくご愛読ください。


「デジタルパーマってふつうのパーマとは違うお薬を使うの??」

 

昨年まとめたichi.e.t.cetera でもご紹介しましたが、デジタルパーマで使用するお薬は、先のコラムで紹介したコールドパーマのお薬とは違って一般にクリーム状のお薬になっています。

働きとしては、通常のパーマとほぼ同様、1剤(最初につけるお薬)でパーマがかかりやすい状態を作って、2剤(最後につけるお薬)でかかったパーマを固定させる働きを持っています。

 

デジタルパーマという技術そのものが、アイロンを使って行うストレートパーマ(縮毛矯正)のカールをつける仕様のものという位置づけで考えられる面からも、お薬そのものの特徴からいうと、デジタルパーマのお薬はストレートパーマのお薬に近いと考えてもらっていいと思います。



「薬剤と熱の働きでかかるデジタルパーマ」



技術そのものの違いの話になってしまいますが、デジタルパーマはお薬をつけただけでかかるものではありません。かけたことのある方はご存知かと思いますが、そう、あのちょっと重たいロッドにコードをつないで「熱」を加えていくことでカールを作っていきます。

 

アイロンを使うストレートパーマでも同様のことがいえるのですが、髪に熱を通して形を作っていくという技術の特性上、乾かした時の再現性が高いというのがデジタルパーマの特徴。通常のコールドパーマだと、乾かしていくうちにカールが少しずつなじんでいく(ゆるんでいく)感覚があるかと思いますが、デジタルパーマの場合は逆にドライヤーなどで熱を加えていくことで徐々にカールの雰囲気が再現されていきます。

 

一方、このメリットの裏返しのようなものなのですが、熱を加えることは、髪の毛内部のタンパク質(*コラーゲンやケラチンなど髪の毛はいろいろな種類のタンパク質で構成されています)を変性させていくことがありますので(*熱したフライパンの上に乗せると、生卵の卵白が白身に変性していくことを想像してもらえると分かりやすいでしょうか)、結果的に後からストレートパーマをかけても100%キレイなストレートヘアーには戻りづらいといったことが起こります。

 


「熱負担にも配慮した薬剤選び」

 


これは前回まで紹介してきた、ヘアカラー剤、コールドパーマ剤でも同じことになってしまいますが、薬剤の負担だけでなく熱負担も考慮しながら施術を行っていかなくてはいけないデジタルパーマ。これまで紹介してきたお薬以上に、やはりダメージへの配慮が必要とされてきます。

 

よくお客様からも「デジタルパーマって傷むって聞きましたよ~」というお話を伺うことがあるのですが、本来かけ方、ダメージに配慮した薬剤を選択してあげれば、コールドパーマよりも少ないダメージで長い期間、パーマスタイルを楽しんで頂くことが出来るものです。結果的にパーマをかける回数を減らすことができれば、髪の健康にとってもプラスに働くもの。ぜひ気軽にご相談いただければと思っています。

 

「i.chi.e で使っているデジタルパーマ剤は?」
 

 

i.chi.e で主に使用させてもらっているデジタルパーマのお薬はこちら。

 

dq

 

資生堂プロフェッショナル(株)CREATOR QURL

 

http://www.pro.shiseido.co.jp/product/creatorqurl/

 


上記ホームページをご参照いただくとより詳細な商品情報をご確認いただけるかと思うのですが、先にあげた熱負担への配慮、また中間部分から毛先にかけて均一なウェーブ、カール感を実現するための成分配合がなされています。通常のパーマ以上にオーバータイム(適正時間以上の薬剤放置)による負担が大きくなることにも配慮したトリートメント成分が含まれていることも特徴的です。

 

また、i.chi.e では先に紹介したパーマ液同様、ヘアカラーとの同時施術でも時間負担、髪への負担を最小限に抑えられるようなコンビネーションレシピが用意された化粧品分類のお薬もご用意させてもらっています。

 

お客様のご要望に幅広く対応、ご提案させて頂ければと思っています。



「本当はかけたい!の声にお応えしていくために」
 

 

薬剤負担に加えて熱負担のリスクにも配慮が必要なデジタルパーマという施術、ご予算の面でも、お受けいただくのに慎重に検討されるお客様が多いかと思います。

先のパーマ液のコラムの中でも申し述べましたが、やはりその敷居を少しでも下げてもらってパーマスタイルを楽しんで頂けるよう、私たちも今まで以上に薬剤に対する知識やパーマで出来る素敵なスタイル、もっともっと発信していく必要があるように感じています。「本当はかけたいと思っているのに・・・」は私たち美容師にとっても寂しい現状です。

こういうホームページで発信していくヘアスタイルやコラムなどを通して、お客様に身近に感じて頂けるような技術として思ってもらえるよう今後も努めていきたいと思っています。



いかがでしょうか、普段i.chi.eで使わせてもらっているデジタルパーマ剤のこと、少しは伝わりましたでしょうか。

今後も皆様の髪に直接使わせていただくものについてなるべく分かりやすく情報を発信していければと思っています。

皆様の方からもご質問等ございましたら、ぜひお気軽にスタッフまでお尋ねください。



*本文中使わせて頂いた「デジタルパーマ」という表記は、デジタルフリーという特定の機械を用いてかけたパーマのことを指す登録商標ですが、読んで頂くお客様に分かりやすくという趣旨で、一般に認識されている施術名として使用させて頂きました。ご了承ください。


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