「ダメージホールに蓋をしろ!」〜イチエ髪質改善の手引き(8)

イチエ髪質改善の手引き 2024.08.25

イチエのブログをご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

 

千葉県浦安市堀江5丁目の美容院、

 

 

hair design space i.chi.e

 

 

(ヘアデザインスペースイチエ)で

 

 

代表を務めています伊藤護

 

 

(いとう・まもる)っていいます。

 

 

 

2024年ブログでお届けしている新企画

 

 

「イチエ髪質改善の手引き」

 

 

 

 

 

 

今回で8回目の投稿。

 

 

イチエでご好評いただいている「髪質改善」「ヘアエステ」関連の技術について。

 

 

今一度お客様と一緒に理論的なバックグラウンド、情報をシェアしながら。

 

 

より皆さまにご自分の髪のコンディションを自分で把握できる、理解できる。

 

 

自分の髪のことを、自分のコントロール下で楽しんでいただけるようになれる。

 

 

 

そんなあたりをゴールにしたコンテンツをお届けしています。

 

 

ボリューム感、けっこうたっぷりな分野なうえ、専門的な用語も少々織り交ぜていく内容になろうかと存じます。

 

 

なるべくわかりやすく。

 

 

「そうかなるほど」「そういうことなのか」「それでアレがそうなってたんだ」

 

 

今まで以上にイチエで提供している技術への納得感を得ていただけるきっかけになればと思っています。

 

 

毎月1本、合計12本の記事でお届けしていますので、ぜひ今回の記事も最後までお付き合いいただければ幸いです。

 

 

 

◇ 8回目のテーマは「ダメージホール」のおはなし

 

 

 

ブラックホール、

 

 

マンホール、、は知っているけど。

 

 

 

「ダメージホールって、何?」

 

 

 

まずはここからいきましょう。

 

 

 

 

 

 

お肌に例えるところの、「紫外線とシミ」の関係と同じように考えてもらえるといいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

お薬のアタックを受けると、髪にはダメージホールが、ぽつん、ぽつんとできていきます。

 

 

 

この傷というか、溝というか、クレーターというか。

 

 

要は、

 

 

つまりは、

 

 

「穴」のようなもの。

 

 

 

これを私たちは「ダメージホール」と呼んでいて、水分やタンパク質の流出元として注意深くケアをさせてもらうようにしているんです。

 

 

 

◇ なぜか毛先が乾かない・・・

 

 

 

どんなヘアスタイルでも毛先に比べると、根元の方が毛量は密(多い)。

 

 

 

 

 

 

ですよね。

 

 

自然放置すれば、毛先の方からじわじわ乾いてくるはず、、、なのですが。

 

 

 

このダメージホールがたくさんできてしまっている髪の場合、この毛先がなぜだか乾かない。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんなら、結構ドライヤーしているのに。

 

 

 

 

なんなら、もう根元の方は乾いてきているのに。

 

 

 

 

 

 

 

「なぜだか毛先が乾かない・・・」

 

 

 

こんな症状を体験することがあります。

 

 

 

これは、このダメージホールにシャワーなどで外から入ってきた水(分子)が入り込んでしまっている、水をはじくことができない髪になってしまっていることが原因で起きる症状。

 

 

 

 

 

美容師界隈では一般的に、「親水化している」状態なんていったりします。

 

 

 

◇ 髪の毛にとってのコンシーラー?「疏水物」の役割

 

 

 

「水」に対するリアクション

 

 

 

 

 

(乾きやすい?or 乾きにくい?)

 

 

 

だって違ってしまうのだから。

 

 

 

ダメージホールがたくさんできている髪と、少ない髪。

 

 

ダメージホールがたくさんできている毛先と、少ない根元。

 

 

パーマやヘアカラーをするにしても、トリートメントをするにしても。

 

 

一様に塗布したものが、一様に反応するはずもなく。

 

 

 

 

 

 

根本から中間くらいまではやりたかった色になっているのに、毛先の部分だけが余計に色が入り過ぎて一様なカラーにならなくなってしまったり。

 

 

サラサラ仕上げだったトリートメントも、毛先の部分からあれれ? あっさりといつもの感じに戻ってしまったり。

 

 

 

なんてことが起きてしまうこともめずらしくないわけです。

 

 

 

じゃあどうすればいいの???

 

 

 

美容室イチエでは、そのダメージホールを埋める働き(=疏水性を高める)こちらのケア剤を使用するようにしています。

 

 

 

 

 

一般には疏水物(そすいぶつ)なんていいますが、セラック系処理剤と言われているヘアケア剤。

 

 

 

これをヘアカラーやトリートメントのプレケアとして使用することで、スキンケアでいうところのコンシーラー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後にのせるヘアカラーやトリートメントの効果実感をグイッと高めることができるんです。

 

 

 

◇ ダメージホールに蓋をしろ!

 

 

 

これまでの記事の中でも紹介してきている通り。

 

 

https://ichie.net/21165

 

 

https://ichie.net/21287

 

 

特に近年お客様のご自宅でのセルフケアが多様化していることなども背景に、お悩みの多様さ、深さにあわせて、施術履歴も複雑になってきています。

 

 

今回ご紹介したダメージホールへのケアについても、トリートメント本体をより有効に働かせていくためのトリートメント的な意味合いが強いアイテムで。

 

 

正直、これさえあれば髪をツルツルサラサラにするアイテムというわけではありません。

 

 

ただ美容室イチエでは、より長く、より高い効果実感を得ていただくためのケアにこだわって、施術工程を設計。

 

上質な髪質改善技術をお届けしていきたいと思っています。

 

なかなかすべてのアイテムの効能やら、工程に対しての理解というのは難しいと思いますが、せっかくのご自愛ケア。

 

 

使わせていただいているアイテムに関心をお寄せいただきつつ施術を楽しんでもらえるとまたうれしいです。

 

 

 

◇ まとめ

 

 

 

というわけで今回もかなりのボリュームになってしまいましたが、お楽しみいただけましたでしょうか。

 

 

今回は、「ダメージホール」のおはなしということで、

 

 

 

☑️ 栄養や水分が外に出ていっちゃうだけじゃなくて、髪が乾きにくくなるよ!ダメージホール!

 

 

☑️ ヘアケアの効果実感を高める上でダメージホールを埋めてくれる疏水物、たいせつです!

 

 

☑️ トリートメントの持続も、カラーの艶やかな発色もダメージホールを埋めるところから!

 

 

 

このあたりの情報がお届けできていたら嬉しいです。

 

 

分かりにくかったところはぜひイチエに来てくれたときに、あるいはLINEでもOKです。

 

 

教えてもらえるとまた次回以降のコンテンツ作りの参考にさせていただきます。

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

 

ではまた次回の記事で。

 

 

 

 

hair design space i.chi.e

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代表/伊藤 護

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