コラム
2012.02.28
そこで今回はスタイルチェンジのお手伝い、パーマ技術にまつわるエトセトラです。
「かけてみたい!けど・・・」 全国的な統計を確認すると、美容室をご利用頂くお客様のうち、本当は「パーマをかけたい」と思われている方は60%前後いらっしゃるにもかかわらず、美容室で実際にパーマ施術を提供させて頂く機会は、全体の20%前後というような報告があります。 実 際にサロンでお話しさせてもらっていても、「どんなパーマをかけたらいいのか(似合うのか)分からない」、「かけた後のスタイリングに自信がない」、 「○○パーマとか技術が色々あるみたいだけどよく違いが分からない」等々、お客様にとっても今一歩踏み出せない状況があるように感じます。 「パーマスタイル、うまくいった!を決めるのは・・・」 パーマをかけようと思って、へカタログをパラパラ・・・パラパラパラパラ・・・
「うー結局決まんないっ!!」そんな経験されたことはないでしょうか。
「だってどれも似ているように見えるし、このカールの雰囲気は好きだけど、全体の印象はあんまり好きじゃないし」などなど。カウンセリングの際にお客様の方が混乱してきてしまう場面も少なくありません。 確かにヘアカラーと違って、パーマは、かかり具合の強弱も含めて「スタイリングに直結していく」ものですし、慎重に雰囲気を決めていきたいところですよね。 ただ、そんな慎重になってしまうパーマではありますが、この「スタイリングに直結していく」ってところ、実は大切。 美容師さんによっても意見が分かれるところかと思いますが、パーマ施術がうまくいくかいかないか、少なくとも半分強はカットによって決まっていきます。 まっすぐだったものにカールがつくっていう形の変化は、それだけでもドキドキ感がありますが、パーマはあくまでも切ったヘアスタイルに「プラス」していくだけのもの。 カットで作っていくスタイルに対してのイメージにブレがなければそれだけで十分、パーマスタイルへの不安は半分以上なくなったと思ってもらって大丈夫です(`・ω・´)キリッ
「進化していく薬剤・技術」 さてさて本題。最近ではデジタルパーマを含めて、色々な「○○パーマ(ウェーブ)」というメニュー、見かけることがあるのではないでしょうか。 今回は、なかでもご質問いただく機会の多い「デジタルパーマ」について簡単にご説明したいと思います。 「パーマをあてる」といった表現の名残があるように、パーマはもともと熱を「あてる」ことによって形を変える施術として導入された経緯があります。 デジタルパーマはこの、熱を利用して再現性の高い(ご自宅でもご自身で再現しやすい)パーマをご提案しようということで、7~8年くらい前から本格的にサロンでご紹介させて頂いている技術です。 かけたことのある方はご存知かと思いますが、アイロンを使って行うストレートパーマの、パーマバージョンと考えて頂ければ分かりやすいでしょうか、かけた部分については従来のコールドパーマよりも長い持続性を期待できます。 得意なデザインは、少し大きめのカール。
使用するロッドによってカールの大小は調節ができますが、細かいウェーブを作ったりする、というよりはどちらかというと、カールアイロン(コテ)やホットカーラーで作ったようなふんわりしたカールを作るのに適しています。 ダメージを気にされる意見もありますが、熱処理を加えながら浸透を促すトリートメントなどを併用することで、従来のパーマと同程度、あるいはよりダメージレスにかけていくことも可能です。 ま たこれは余談になってしまいますが、最近ではパーマ液の内容成分についても変化が進んでいて、従来、化粧品として分類(効果、効能は医薬品・医薬部外品に 劣るものの、副作用・ダメージが少ない)されてきた成分を主成分にしたものでも、ダメージはそのままで高い効果が期待できる商品が多く流通し始めていま す。 ダメージを理由にパーマを敬遠されてきているお客さまにとっても、とてもいい傾向だなと感じています。
簡単にではありますがここまで紹介した内容で、少しでもお客様の中での、パーマに対しての敷居みたいなものが低くなったように感じて頂けたら幸いです。 もともとはスタイリングをしやすくするための技術、どうぞなりたいイメージを気軽にお伝えいただければと思います。
最後までご覧いただき有難うございました。
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