髪のpHを下げた時に起きること〜イチエ髪質改善の手引き(3)

イチエ髪質改善の手引き 2024.03.31

イチエのブログをご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

 

千葉県浦安市堀江5丁目の美容院、

 

 

hair design space i.chi.e

 

 

(ヘアデザインスペースイチエ)で

 

 

代表を務めています伊藤護

 

 

(いとう・まもる)っていいます。

 

 

今日は、2024年ブログでお届けする新企画

 

 

「イチエ髪質改善の手引き」

 

 

 

 

今回で3回目の投稿ということで。

 

 

イチエでご好評いただいている「髪質改善」「ヘアエステ」関連の技術について。

 

 

今一度お客様と一緒に理論的なバックグラウンド、情報をシェアしながら。

 

 

より皆さまにご自分の髪のコンディションを自分で把握できる、理解できる。

 

 

自分の髪のことを、自分のコントロール下で楽しんでいただけるようになれる。

 

 

そんなあたりをゴールにしたコンテンツをお届けしていきます。

 

 

ご承知の通り、ボリューム感、けっこうたっぷりな分野です。

 

 

専門的な用語も少々織り交ぜていく内容になろうかと存じます。

 

 

なるべくわかりやすく。

 

 

「そうかなるほど」「そういうことなのか」「それでアレがそうなってたんだ」

 

 

今まで以上にイチエで提供している技術への納得感を得ていただけるきっかけになればと思っています。

 

 

毎月1本、合計12本の記事でお届けしていきますので、ぜひ今年1年間。

 

 

 

お付き合いいただければ幸いです。

 

 

◇ 3回目のテーマは「髪のpH を下げた時に起きること

 

 

ここ2回の記事で紹介している、pH(ピーエイチ)。

 

 

 

 

おさらいすると真ん中の7を中性にとって、それより低い値(0〜7未満)が酸性、高い値(7を超えて14まで)がアルカリ性なんつって表される。

 

 

またの名を「水素イオン濃度」とよばれるもの。

 

 

 

 

1番最初の記事では、「髪のpH=人間の体温(平熱)みたいなもの」

 

 

「髪のこと、勉強してみませんか」〜イチエ髪質改善の手引き(1)

 

 

そんな表現をしつつ、私たちの髪はpH=5.0〜5.5(弱酸性)で安定した状態を維持できるというお話をさせてもらいました。

 

 

 

また前回の記事では、

 

 

髪のpHを上げた時に起きること〜イチエ髪質改善の手引き(2)

 

 

膨潤作用という言葉と併せて、pHが高くなると薬剤の浸透がしやすくなるというお話を紹介しました。

 

 

それを受けて今回の3回目。

 

 

今回の記事では、

 

 

「じゃあ、そのpH、中性よりも下。5とか4とか3とか・・・になると、髪はどうなるの??」

 

 

そんなお話をお届けしていきます。

 

 

 

◇ (やっぱり読み方難しいけどw)知っておきたい髪の「収斂

 

 

今回も、結論から先にいきましょう。

 

 

 

 

pHが(中性を示す)7よりも、下。

 

 

5とか4とか3…とか(酸性の領域)になると、

 

 

髪は 収斂(しゅうれん)という反応を示します。

 

 

はて、、、?? 

 

 

収斂・・・とは???

 

 

 

 

 

これ、膨潤。

(水にひたしっぱなしのタオルです。)

 

 

それに対して、

 

 

これ、収斂。

 

(水にひたしたタオルをしぼって・・・のイメージ。伝わるでしょうか。)

 

 

 

要は、「ちぢむ」

 

 

 

膨潤が「水分を生成しながら髪内部から膨らんでいく。」

 

 

だったのに対して、

 

 

収斂っていうのは、

 

 

 

 

 

膨潤する前の、元の状態に戻ろうとする作用のことをいいます。

 

 

つまりpHを 7から下、6とか5とか…に下げていくと、髪は収斂反応を経て、その性質(形・色)を変えにくい(膨潤反応を経て効かせた薬剤効果を定着させやすい)状態に入っていくということになります。

 

 

◇ 髪とpH(ピーエイチ)

 

 

なので、言い方を変えると、

 

 

私たちはみなさまの髪を染めているようで、

 

 

実は

 

 

pHを高めて脱色したり、色を入れたり。

 

20〜30分しっかり反応したのを見届けて、

 

pHを下げてお仕上げをしていますし。

 

 

 

私たちはみなさまにロッドを巻いているようで、

 

 

実は

 

 

 

pHを高めて髪が曲がりやすい状態になってから、

 

 

しっかり反応しているのを見届けて、

 

 

pHを下げてパーマスタイルを定着させていたりするわけで。

 

 

 

この、pH。

 

 

カタカナで書くと、ピーエイチ。

 

 

あなたの髪の色、形、性質を変えて差しあげるうえで無視できない概念になっているのです。

 

 

 

 

というわけで。

 

 

次回から、いよいよ本題です。

 

 

3回の記事に分けてご紹介したこの pH という概念を共通言語にさせてもらって。

 

 

「髪質改善トリートメントって、これまでのトリートメントと何が違うの?」

 

「最近のストレートパーマって、これまでと何が変わったの?」

 

 

この辺りのトピックについて引き続き「わかりやすく。」

 

 

 

大切にして書き進めていきます。

 

 

 

ぜひまた来月の記事も楽しみにしていてください。

 

 

 

◇ まとめ

 

 

今日もなかなかのボリュームになってしまいましたが、お楽しみいただけましたでしょうか。

 

 

今日のところは、

 

 

☑️ pH=7, 6, 5,・・・髪を酸性に傾けると収斂作用が起きる

 

☑️ 収斂作用が起きることによって膨潤させた状態できたせた薬剤(効果)の定着ができる

 

☑️ pHをコントロールすることは薬剤の効果をコントロールすること

 

 

このあたりをご理解いただけたら嬉しいです。

 

 

分かりにくかったところはぜひイチエに来てくれたときに、あるいはLINEでもOKです。

 

 

教えてもらえるとまた次回以降のコンテンツ作りの参考にさせていただきます。

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

 

 

ではまた次回の記事で。

 

 

 

hair design space i.chi.e

(ヘアデザインスペースイチエ)

代表/伊藤 護

Web /  ichie.net

オンライン予約はこちら / https://1cs.jp/ichie/r

Instagram / instagram.com/i.chi.e_hair


■ 来店前に無料でご相談いただくことができます

ヘアデザインに関するお悩み、当日の施術内容、所要時間やご予算などのご不安は来店前に解消することができます。

お気軽にお声かけください。


■サロンでお取り扱いしているホームケアアイテムをオンラインで販売しています

「いつもきれいは、おうちでつくる。」

サロンでお取り扱いしているプロ仕様のヘアケアアイテムをご自宅からご購入いただけます。


■ サロンへのアクセスはこちら

*浦安駅からバス乗車でのご来店につきましてはこちらのブログからご参照ください。

(お車でお越しの場合)

専用駐車場(堀江6丁目パーキング)を1台分ご用意しています。自家用車で来店の際にはご活用ください。

駐車場は大三角線通り沿い。浦安駅方面からお越しの場合は進行方向に対して左手側、舞浜駅方面からお越しの場合は進行方向に対して右手側にご確認いただけます。

(バスでお越しの場合)

東京ベイシティバス5番・9番・37番系統「堀江6丁目」が最寄バス停になります。バス停留所・運行時刻等に関する詳細は東京ベイシティバスホームページよりご確認ください。